ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

我が心の師に告ぐ、夢釣行。

遥か、30年も前のこと。

私が3歳か4歳くらいのときに祖父が運転する自転車の後部座席に乗せられ、フナ釣りに連れていってくれました。(連れていってくれたのか、連れられていったのかは定かではありません。)

とはいえ、その当時の記憶は正直自分ではほとんど覚えていないのですが、周囲がそう言うものですから、あぁ、そうだったような気もするなぁ…と、かすかに覚えている程度です。

ですが、この人生。

初めて釣りデビューさせてくれたのも祖父の存在あってのことなので、釣り師佐藤の場合には本当の意味でのプロデューサーなる存在は祖父なのかもしれません。

時は30年が経過し、今年5月末に他界した祖父の100日の法要を終えた先月。

祖父の遺品整理をしていた祖母がこう切り出しました。

「生前にお世話になった方々にご挨拶に行かないとね。」とー。

私の祖父は、国の難病に指定されている間質性肺炎を3年前から患い、日夜、酸素ボンベが手放せない不自由な身体でしたが、その診断が下された日を境に闘病生活が始まりました。

とは言ってもすこぶる元気で、酸素ボンベを引きずりながらあちこち飛び回る人でした。

昨年9月に体調を崩し検査入院したところ、ステージⅢaの大腸がんと肝臓がんが発覚し、その場で余命半年と医師の宣告を受けました。

さすがに一同絶句し、信じたくない気持ちは山々でしたが、そう遠くない日にそんな日がおとずれることをその時から一応の覚悟はしていました。

日に日に悪化していく祖父のために家族一丸となって共闘し、その壮絶な闘病生活を共に支えてきたのですが、入退院を繰り返しつつも最後の最後には力尽るに至りました。

最後の2週間は壮絶極まりなく、今でもそのときのことはふいをつくように思い出します。

私は、東日本大震災の現場や釣りに行った海で目の前で釣り人の遺体を発見したこともあります。

人の死にも多く向き合ってきました。

人、死する姿。そういう経験から、心に潜む悲しさはなかなかぬぐえないものでもありますが、それでも祖父とは最期の時間を一緒に過ごせたことは不幸中の幸いでもありました。

看取ることも出来たのも、今では良かったと思っています。

5月のGW中にまだ若いのに親しい友人が急病で亡くなり、心にポカンと穴があいてしまっていた最中、今度は祖父までもが逝ってしまい、その1週間後には知人の訃報も続き、自分にとっては良くない年が続いています。

話は少し戻りまして、そんな祖母もまた3年前にがん手術をし今も治療しつつ至ります。

祖母ががんだと告げられたときも私は釣り雑誌のロケで茨城県に滞在しており、その知らせを病院に付き添っていた母から移動中のロケ車内で受信したメールで知ったのです。

とはいえ仕事中ですから、プロである手前、精神的ショックが原因でこの後の釣果に影響してもなりません。

それでは同行のカメラマンや出版社にご迷惑がかかってしまう。

自分のプライベートで人様に支障をきたすことは、ロケの現場ではあってはならないことなのです(少なくとも私はそう思っています)。

なので、あの時は「今は心の片隅に置き、目の前に控えるロケに誠心誠意対応」したものです。

そんな祖母も今年で80歳を迎えているのですが、祖父の闘病を遠方にも関わらず支えてくれた祖父と親交深かった方々に少しでもお礼参りにあがりたい、と言うので私が祖母を連れて先日、上京しました。

途中、東京の叔母も合流して。

とても有意義な時間でした。

ときどき、ちょっと寄り道もしたりして。

下町情緒溢れる風情豊かな場所は、とても心が洗われるものでした。

 

 

祖父のことが一通り落ち着いたと思えば、今度は親ががんを患い来月に手術を控えています。

ちょうどその頃、バークレイの釣り大会が宮城県で久々に開催されるのですが、こういった事情につきプライベートで恐縮ではあるのですが大きな手術日と重なっているため自分は参上出来ませんが、参加される予定のロック好きの皆さんはぜひとも好シーズンのフィールドを満喫してきて下さいね。

東北は間もなくロックフィッシュの晩秋~初冬の好機。釣れるといいですね!

本日から受付開始となっています。

http://www.purefishing.jp/rockfish_open_2016/

こちらもよろしくお願いします。

 

 

 

今週末からは、この夏に行ってきたアラスカロケの模様が放映されます。

夢釣行は言わずと知れた人気番組なのでテレビを楽しみにしてくださっている方も多くいらっしゃると思うのですが、今回は前編と後編に分かれての2週連続放送です。

テレビカメラが回っている時間の長さを考えれば、CM含む30分番組×2回放送してもその全てをお伝えすることは放送時間の関係上むずかしいので、要所要所の場面が放送されるとは思うのですが、面白い作品に仕上がっているはずですので、ご覧になってみてください。

 

これまで日本に紹介されているハリバット(オヒョウ)を取り扱った番組では、外道として根魚が釣れたケースを除き、アラスカでのロックフィッシュゲームを専門にフィーチャーしたケースは前例がなく、今回が初めてのケースとなります。

そんな貴重な作品ですが、ご家庭のテレビで楽しんでいただけます。

 

アラスカの海釣りと言えば、なんといってもハリバットの存在が有名です。

これは世界的に名が知られていて、世界各地からハリバットを釣りたい釣り人がアラスカに夢を求めにやってきます。

幸い私も釣果に恵まれまして、劇中ではハリバットも登場するのですが、この魚もまた相応に難しいわけです。

現地では、約900gのオモリをセットした胴付き仕掛けにサークルフック(日本でいう、ねむり針のことです)♯9/0~♯16/0に、ニシン1尾掛けやタラの切り身をエサにして釣るのが通例です。

竿やリール、糸はもちろん超ヘビー。

カジキでも釣るんですか?みたいな。

仕掛けにエサをセットして置き竿にしてアタリが来るまでずっと待っていればまた話は別なのでしょうけれども、今回与えられた番組からのお題として「ふ~みんにはぜひともルアーでハリバットを釣ってほしいです!」とテレビのプロデューサーからの打診を受けていました。

「難しいと思うけど、君ならやれる!」と(笑)。

「いやぁ~…そう言われましても……。厳しいと思いますよ…」とひかえめに返しておいたのですが、まぁ…やれるだけやってみようかな、と思いまして、色々思案してジグヘッドだの、ジグリグだの、ジカリグだの、ジグ単体のジギングだの……アラスカの海で色々繰り出すわけです。

それにエサ釣りだと置き竿にしてのムーチング釣法となるわけですが、ルアー釣りとなるとそうはいかず、常に動かし続けなければなりませんので、手持ちでやるとなるとタックル規模もライト化は必至です。

更に困ったことは、なにせハリバットってカレイなわけですから、ヒラメと違ってカレイをルアーで釣るのって意外と難しかったりもするんですよね。

でも、そこは自分の頑張りどころ。

仕事の醍醐味ってやつです。

結果的にはハリバットをルアーで5枚ヒットさせ、4枚がランディング成功。

1枚は水面にあがってからのヘッドシェイクで針ハズレでそのまま「さよなら~」と海底に戻っていきましたが、「ま、いいか!」って思って見送りつつ。

そんなシーンも、もしかすると放映されてしまうのでしょうか。(笑)

 

それにしてもハリバットの引きは凄まじいの一言です。

さすが、アラスカの海底の主。

激しく暴れる化け物カレイを底から離して引き上げてくるわけですから、それはそれは物凄いファイトになってしまいます。

いずれにしても、ハリバットを釣った日。

その日は先述した通り、亡き祖父の納骨の日でした。

納骨日とロケの日が重なってしまったのです。

 

なので当初はアラスカロケを降板することも真剣に考え、悩みました。

家族の大事なときに仕事で不在となってしまうことも、とても心苦しく思ってしまったからです。

 

そこで思い切って祖母に相談したのです。

そうしたら、「行っておいで。じいさんはその方が喜ぶよ。テレビの中で活躍する孫の姿を誰よりも一番誇らしく、楽しみに観ていたのもじいさんなんだよ」と言葉を返されました。

「あっち(天国)から応援してしてくれているよ。安心して行ってきなさい。」と、このアラスカロケを降板しようかと迷っていた私の背中をポンと押してくれたのです。

その昔ー。

幼少の私を魚釣りに連れ出したのは祖父でした。

「釣り」。

サカナ、ツリ。

生き物としての魚は採ることや飼うことは大好きだったけど、魚の口に針を引っ掛けて釣り竿でその引きを味わう行為である「釣り」にはあんまり興味なかったけど、今ではとても大事なものになりました。

小学生の最初の頃は、糸なんて結べず、スピニングリールの投げ方なんて意味不明とさえ思っていた自分に優しく手ほどきをしてくれたのも祖父でした。

小学校中学年。私が釣りに本気になっていった時期ですが、ベイトリール?

それはもう!バックラッシュのオンパレードで、毎回、糸が大変なことに……(笑)。

ルアーなんて、引っ掛けまくりで。

1個1000円のミノーやバイブレーションも、見事1投で終了です。

ルアーなんて、いくつあっても足りないわけでー。

 

 

でも、そんな少年時代があって、【今】につながっている。

なので私にとって、釣りを教えてくれた師もまた祖父なんです。

世の中って面白いものでそんなキッカケがあったからこそ、確かに今日に至っているのです。

 

祖母の言葉が励みになり、申しわけない気持ち半分と逆に祖父に捧げる一匹を釣ることを目標としてこの夏、私は日本を発ちました。

アラスカに出国する数日前までは別のロケで愛媛県に滞在。

このロケでの本命だったオオモンハタには出会えなかったけれども、マダイやヒラスズキまで釣れてオオモンハタよりレアだなぁ~と、凄い釣果になったこともこの夏の思い出です。

そのロケの際、同行の編集さんが旅の読み物にとアラスカを題材とした書物を私にプレゼントしてくれたこともうれしかったです。

 

納骨の日。

集まった親類や親戚の多くが私がいないことに気がつき「なんでいないのか?」と尋ねたそうですが、それは無理もありません。仮にも私は長男です。

でもその場で祖母は祖父の気持ちを汲み取って、日本から遠く離れたアラスカ沖の海でまだ見ぬ相手に奮闘している私をかばってくれていたのです。

 

我が人生、ハリバットを初めて釣った日。

それは、私にとって祖父の納骨の日です。

 

仕事中(ロケ中)は仕事用の時計をしているけれど、テレビカメラマンの立ち位置の奥に置いてある私のバッグの中には亡き祖父がしていた時計がありました。

形見として私が受け継いだその時計は、アラスカ・コディアック島の洋上まで私と一緒に旅をしていました。

 

しかるべきその瞬間も、その時計は私のそばで見守っていてくれたのです。

だから、「きっと、このハリバットは祖父が釣らせてくれたのだろうなぁ~」と思っています。

この巨大魚が初めて私の目前にあらわれたとき、これまでになく「やったぁ~!! ついにやったぞ!」という気持ちが湧いてきました。

それほど夢中になって遥か彼方の大魚を追っかけたのです。

 

 

アラスカからお届けする今回の夢釣行。

珍しい根魚や巨大な根魚のオンパレードです。

そして、ハリバット。

なにせ、日本の根魚好きアングラーが初めて目の当たりにする映像の数々、凄い放送回になることでしょう。

 

 

汝、魚(いのち)を愛せよ。

生き物の命をどう考えてどう受け止めるか、扱うか、ということも私は祖父から学び今日に至っています。

この人なければ今、こうして私は魚釣りをしていなかったです。

なので、プロズワンという小さな釣具工房がそう表現し続けている世界も、釣り師としての私も、釣り師とはまた別のいち個人(ただの釣り好き~)としても、三者三様がそれぞれ表現している世界観もそこは共通のルーツだったりします。

魚の躍動するその一瞬に、ほんの彩りを添える。

それを作る道具や作品に反映しています。

私が関わってきた映像作品や本、釣具はみんなその心を大切にして世に送り出しているのです。

 

 

昨年12月ー。

最後に一緒に観れた夢釣行では共演できましたね。

一緒にテレビに出られて、うれしかったです。

あなたの孫で幸せでした。

33年間、ありがとう。

 

記憶が遠い遥か昔、小ブナ釣りの手ほどきを受けたその子は、30年後ー。

テレビカメラの前に立ち、遥か彼方はアラスカの海でハリバットと格闘しているのですから不思議なものですね。

 

我が心の師に告ぐ、アラスカ夢釣行。

皆さんにはテレビで、もし叶うなら祖父には天国から…、その世界観をご覧いただければ本望です。

 

BS日テレ「夢釣行~一魚一会の旅~」

土曜日の夕方、なにかとお忙しい時間帯だとは思いますがよかったら、今回もいつものように番組を楽しんでいただけたら幸いです。

ソルトOK!なサーキットバイブ1oz登場

8月に業者向けイベント会場で、言わずと知れた稀代の“でかバスハンター”・デプスの奥村さんにお会いしたのですが、その時「佐藤君、これどうやろ?」と見せていただいたのがサーキットバイブの1ozでした。

もちろん、まだ売っていなのでプロトタイプです。

ありがたいことにいただいてしまって(笑)、こそこそと使っておりました。

ということで今日は改めて、ご紹介させてくださいね。

 

まずは、カラー紹介からいきます!

①

ピンクシルバー

 

②

オレンジゴールド

 

③

グリーンゴールド

 

④

コットンキャンディー

 

⑤

ブルーシルバー

 

⑥

ブルピンダストシルバー

 

ちなみに色の名前は任せますとのことでしたので(汗)、私なりの即席ネーミングでご紹介させていただいています。

実際に正式な製品が出て、色名が違っていたらご容赦願います。

 

元々1/2ozまで発売されているサーキットバイブですが、バスでの実績は言うに及ばず。

そしてバスルアーでありながらその性能はソルトでも発揮され、現に奥村さんの周囲でもサーキットバイブを使ってのキジハタ釣りが熱く、相当の釣果が出ていたということだったのです!

となれば1ozモデルは更に使い道の拡大が期待できますね!

 

ちなみに別な日、西の方の別なメーカーの人とたまたま根魚談義になった時、その方はこうも話されていました。

「オオモンハタ釣るならメタルバイブが一番釣れますよ。投げて巻いているだけでオオモンハタの方から喰いに来てくれるから、ワームを細かく操作するよりもオオモン狙いならばメタルバイブの方が効率がいいのです」とー。

 

おぉ~!なるほどぉ~!と、私も考えさせられました。

オオモンハタ。自分でしたらワームならブレード付きジグヘッドを筆頭に、引くレンジによってはスプーンリグやジグリグ。斜めレンジを刻むワインド。ハードルアーであればテールスピンジグを積極的に用いる考えですが、メタルバイブも確かに良さそうですよね!

 

キジハタやオオモンハタは積極的にルアーを追いかけますからね。

ストライクゾーンの長い根魚なので、アイナメやソイ、カジカ、カサゴでは出来ない釣り方であっても、スイマー系のハタであればスピードを伴って泳がせることに特化した新しい釣り方も試せる、というわけです。

 

メタルバイブは近年、一気に広がりを見せています。

シーバスにはじまり、青物、マゴチ、ヒラメ、メバル、渓流トラウト…。

私などはトラウトも好きなため、サクラマスや海サクラにもメタルバイブは使います(実際、釣れています。)

 

各社から多数のアイテムが豊富に出ているメタルバイブの現在ですが、それぞれプレートの厚さや全体的なシルエットの違いなど相違点が豊かで一見似ているようであっても実際のところは個々の持ち味もまた違っているため使い分けが可能。

実のところも……使い分けしないと細かくはアジャスト出来ないのも特定のベイトフィッシュにシビアな海釣りの特長だとも思います。

なので、私もメタルバイブは複数を使い分けていて、細いのから太いの、大きいのから小さいのまで様々です。

 

サーキットバイブ1ozを上から見た写真になります。

重心の配分などもご覧になってください。

⑦

ヘッド形状まで細かくぜひ!

⑧

基本、エサとしてルアーを追ってくる海のターゲットたちに対し、特定のベイトフィッシュのシルエットに少しでも近づけたほうが騙し易く、細長い小魚がエサとなっているのであればやはり細長いタイプのメタルバイブの方が総じてその場合はヒット率が高いと思いますし、サーキットバイブのように体高のあるコンパクトシルエットの場合には、サッパ、コノシロ、マイワシの小さいサイズ、木っ端グレ(小メジナ)、ヒイラギ、ネンブツダイ等のやはり偏平気味で体高のある小型ベイトフィッシュが捕食対象となっているケースでは合わせやすいでしょう。

⑨

あとは他との比較に、サーキットボードならではの動きのモーション、ピッチの違いですよね。

通常の鉄板バイブとは水の絡み方が異なって、金属板よりはサーキットボードはやはり柔らかいためマイルドな波動を醸し出していると思うのですが、これがその時のターゲットにどう有効であり、ルアーローテーションの中に組み込むことで更にその布陣が強固になる、という具合でしょうか。

 

いずれにしましても投げて着底してから一定のただ巻きに関してはこのルアーはその独特のレスポンスを発揮してくれるものと、海での使用に際してはそう強く感じました。

⑩

⑪

⑫

更に私の場合には、ハタに対していかにテールスピンジグが効果的かとつくづく感じているので、リヤアイにブレードを取り付けてテールスピンジグチューンも施したり…。

そうなんです。

デイゲームで小魚を追っている状態の浮いたキジハタを釣るならば、テキサスリグよりもジグヘッドよりもワインドよりも「テールスピンジグの方が釣れる」とこれまでの経験上では思っています。

このときばかりはテールスピンジグが独占場になることがあります。

唯一の問題点は根がかりの多い釣り場だったら…と考えた場合スナッグレス効果だけはちょっと心配ですが、それ以外ならば言うことなし。

光を味方につけたルアーって、魚を引っ張ってくる力がとてつもない。

スピナーベイトもそうですよね。

このことはバス釣りをやられている方であれば、よく把握されていることだと思います。

なので、ハタに関してはハードルアー活用場面も多々あり、必ずしも「ワームが最強!」とは言い切れないロックターゲットなんですね。

 

このサーキットバイブの1ozですが、針に関してはカルティバのST-46かST-41を用途に応じて使い分けしています。

宙層のただ巻きといったルアートレースの最中に何も針に触れるようなものがない状況でしたらフッキング重視でストレートポイントのST-46を、サーフのような砂の中にルアーが時に突っ込んでしまって埋没したり、針が砂煙を伴うことで自然磨耗が激しい場合や根との接触が多い釣り場ではストレートポイントの針先がすぐにダメになってしまわないように、カーブポイントの針先であるST-41を用いています。

⑬

ソルト用あるいはソルトにも対応するメタルバイブで、ヘビーオンスのタイプでは全体的に丸っぽいシルエットのメタルバイブは数少ないのでこのサーキットバイブの1ozは際立った存在だと思いますので、今後の可能性は楽しみなルアーですよね。

 

11月~発売とのことです。

もうそろそろですね。

⑭

製品が出て多くのユーザーに行き渡ることで、これからたくさんの釣果が出て、使い方ももっと開拓されていくのではないかと思います。

これからも楽しく使っていきたいルアーのご紹介でした!

皆さんも使ってみてください。

ソルトルアー全般、ハタを狙うロックフィッシュアングラーの方もぜひ。

秋の読みたい「釣り本」おすすめ2冊+α

①

喧騒を忘れ、一杯の珈琲に没頭するひとときが何とも幸せ~。

Club IKUSPIARI(レ・フレール)なんかを聞きながら気分転換、気分転換。

(心は超ノリノリになって踊り出しそうになりますが。あくまでも内心に留め。笑)

ちなみに、ご覧の画像にありますように珈琲に「砂糖」はいれます。

自分、“佐藤”なので。(←単にブラックが苦手なだけですが。笑)

 

 

さて!

秋の夜長、読書シーズンも真っ盛りです。

私は漫画本も好きですが、一応、ここは釣り好きな人の方が多くご覧になっている場なので今日は「釣りの本」をテーマにこの秋読みたいオススメの2冊と個人的に面白かった本を追加して3部構成でご紹介いたします。

 

RIVER-WALK(出版社:リバーウォーク)

②

こちらは過日からご案内している、新しく登場した川本です。

“釣りクマ”が目印です。

トラウトが好きな方の多くは「もう読んだ!」という方も多いのではないでしょうか。

“釣る”だけじゃない釣りの話とか、「川時間」を釣り歩くとか、今までにない切り口で渓流やトラウトに迫る視点が面白いし、斬新です。

ページ配列がごちゃごちゃしていなくって、でも、読んでいくうちに書き手さんの知識の深さや言葉の綴り方、単語の表現に筆者たちの人間像の奥行きというものを感じさせられるでしょう。

なので、熟練のトラウトフィッシャーの方が呼んでも共感できる奥行きと懐の深さがこの一冊には込められています。

初心者の方であっても自分の理解レベルに応じて読み込めるので、そういった意味では読み切り本ではなくいつまでも手元に置いておいて、自分の釣技成長の段階で時々ひっぱり出して何回も読んでいく楽しみ・面白さというのが味わえるでしょう。

山や森、渓流やサケ科魚類が好きな人へ贈る、リラックスして読みたい本ですね。

 

 

続いては!

SALTY!ムック 菅原正志エッセイ集

大漁企画 フィールドからON AIR傑作選(出版社:交通タイムス社)

③

著者はご存知、“Boss”こと、菅原正志さん。

人気声優としても大活躍の超多忙な芸能人でいらっしゃいますが、大の釣り好きとしても知られるところは、当ブログ読者(=釣り好きの皆さん)であれば改めて言うに及ばずですよね。

そんな菅原さんが連載をされているソルトルアー専門誌「SALTY!」の“フィールドからON AIR”を20年という積み重ねの歴史から傑作集として1冊にまとめたのがこちら!

本文もさることながら菅原さんご自身が添えるイラストも凄いので、こちらも見応え十二分!

ページを巡るたびに「ガッハッハッ!」という、菅原さんの大きな笑い声が聞こえてきそうな語り口はグングンと読む者を本に引き込んでいく魅力があります。

又、菅原さんならではの深いお人柄だからこそ綴れる文脈はその人生経験があってこそのものであり、私にとってはそんな一面もまたとても魅力を感じ、そんな菅原さんのようにダンディーな歳の重ね方をしたいなぁ~と早くも(笑)今から思えるものです。

菅原さんの釣り人生がそのまま表現されていて、釣り業界が面してきた「歴史」もまた垣間見れる内容は、若い世代の人~年配の方に至るまでそれぞれの解釈で楽しんで読み込めることでしょう。

魚釣りのジャンルは関係ないので、釣りが好きで好きでたまらない!という人にこそ、読んでほしいです。

個人的には、後で菅原さんにサインを入れてもらおう~と思っています(笑)。

 

 

最後はこちらです。

④

この夏にロケでアラスカに行ったとき、帰りの飛行機の中で読もうとトランジットの関係でコロラド州デンバー国際空港での待ち時間に購入したアメリカの釣り雑誌3冊です。

インフィッシャーマン、フィールド&ストリーム別冊ザ・コンプリートフィッシャーマン、フライフィッシャーマンの3冊。

左はルアー雑誌で、中央は通常の雑誌をまとめたムック本(スペシャルエディションって書いてあります)、右はフライフィッシング雑誌です。

私はフライフィッシングの経験はないのですが(いつか機会があればやってみたいとは思っています)、アメリカ国内でのターゲットやフィールドの様子が分かるのでそこから伝わってくる情報としてルアー・フライのカテゴリーの差は特に関係なく楽しんでいます。

カリフォルニアの海でのフライフィッシングでのキングフィッシュ(ヒラマサ)やケルプバス(キャリコバス)の記事などもあって、自分の思い出のある海域での釣りの様子などはページを見ているだけでその光景が鮮明に蘇ってくるし(また行きたい!)、とてもエキサイティングな気持ちにさせてくれます。

表紙のブラウントラウトのかっこよさもいいですねぇ。

日本は日本ならではの良さがありますが、それは同じく海外は海外ならではの良さもあります。

スケールでいったら、海外は日本とは比べ物にならないフィールド規模なわけですから、ルアー釣りの歴史の深さひとつとっても、当然違っているのでとても勉強になります。

近年ではプロアングラーの海外ロケのみならず、テレビや本の影響も手伝って一般釣り客も積極的に海外に出向く人が増えてきています。

釣りたい魚は人それぞれですから目指す釣りの舞台はそれこそ全世界に広がっているとも言えます。

⑤

現在では、個人の海外釣行をコーディネイトしてくれる心強い旅行会社も増えてきたため、海外で釣りをすることへのその環境の整備はますます整ってきています。

なので団体ツアーで有志を集めなくても「行こう」と思えば一人でも外国に釣りに行ける時代です。

地元のフィールドでは味わえない体験を求めに、海外フィッシングというのもその人生史においてとても良い経験になるものです。

釣りの認識もまたきっと変わることでしょう。

帰国すれば、もっと魚釣りが大好きになって帰ってくるはず。

そして、島国でありながらも色々な意味で恵まれた日本の釣り環境を改めて見直す転機にもなると思います。

 

海外釣行は当然のことながら移動にも時間がかかります。

移動も実釣も、日本にいる時よりも遥かに体力もつかいます。

時間とお金は出来ても…時差に文化、習慣の違い、言葉のコミュニケーション問題など慣れない環境下での釣りに身体が耐えられないようになってくると、せっかくの遠征を100%楽しむのは難しくなってくると言われる海外での釣り。

寒いところ~暑いところまで、世の中にはたくさんの釣りのスタイルがあるので、さすがに全部というわけにはいきませんが、特に釣ってみたい魚や行ってみたい国があればそれは志す大きな目標ともなります。

少し無理してでも身体が身軽に動けるうちに!と、外国の釣りに興味を感じている方は海外渡航しての釣りもまたオススメです。

⑥

視野が変わるのは間違いなし!です。

 

 

以上、おすすめの2冊と私が読んで楽しんだ海外書籍3冊の紹介でした。

釣りに、読書に、楽しみましょう!!

“ロングスピンキャスター90”GRAND LIMITED入荷です!

皆さん、こんにちは!

10月も最後の金曜日、いかがお過ごしでしょうか。

 

もう少しでハロウィンですね。

 

そんな本日は、ロックトランジットロングスピンモデルのグランドリミテッド(RTS-902MH“ロングスピンキャスター90”GRAND LIMITD)が入荷してきました!

①

GRAND LIMITEDは特別仕様(ファクトリーチューンドモデル)につき、オリジナルモデルとは生産工程が異なります。

お好みでお選びいただけるのですが、どちらも根強い人気がありますが、こちらのモデルは高級4軸カーボンクロスをふんだんに使うため、材料の確保の点からオリジナルモデルよりも一度に作れる数量に限りがあるタイプです。

②

10月下旬の本日入荷してきましたが、また来月も次の生産分が入荷してきます!

根魚ウインターシーズンと相まって、ぜひご利用ください☆

 

GRAND LIMITEDは、ブランクの4軸カーボンがギラギラしています。

③

フィールドで日の光が当てると、更に4軸のギラギラ感が倍増し高級感&かっこよさが際立ちます!

 

 

そして!

オリジナルモデルも進行しています。

来年1月から発売予定の「2017年モデル」のロックトランジットベイトキャスティングモデル2機種の竿袋のサンプルが完成し、採寸して仕舞い寸法等を確認しています。

④

オリジナルモデルの竿袋はこの竿のイメージカラーである青のストライプが入るのが目印です!

(逆にGRAND LIMITEDはラグジュアリー感を演出するオールブラックの竿袋になっています。)

ベイトモデルの詳細もこちらでご確認いただけます→http://www.pros-one.com/rocktransit.html

 

現在、店頭在庫以外は完売中のロングスピンキャスター90オリジナルは、追加機種のベイトモデルと足並み揃えて3機種同時に12月末に生産完成(予)、来年1月の年明けから出荷&新発売が予定されています。

⑤

RTS-902MH GRAND LIMITEDと並行して、RTS-902MH、新モデルのRTC-702H、RTC-922EXHと4機種フル稼働して生産に取り掛かっておりますので、もうしばしお待ちくださいませ。

 

再び気温急降下の今週末。

今日これからの時間は12月発売号の釣り雑誌社へのインタビュー取材対応です。ヒラメ釣りに関しての内容、とのことです。

季節の変わり目で最近風邪が流行っておりますので、皆様どうか暖かい格好でお風邪を召されませんように。

 

 

~~~★プロズワンからのお知らせ★~~~

通信販売品のご案内

■ロッド:ロックフィッシュロッド

通信販売限定! 4軸カーボン搭載のファクトリーチューンドモデルスピニングロッド「ロックトランジットRTS-902MH GRAND LIMITED」

ご購入方法はこちら

http://www.pros-one.com/rocktransit.html

 

■ルアー:メタルジグ

通信販売限定! ただ巻きジグ「ブルーオリオン」通販限定ヒラメスペシャルカラー!

♯13 ヒラメゴールド

♯14 ヒラメピンクキャンディー

ご購入方法はこちら

http://www.pros-one.com/blue_orion.html

宮城県の青さんからロックトランジットRTS-902MHロングスピンキャスター90でのアイナメの釣果情報

宮城県の青さんからロックトランジットRTS-902MHロングスピンキャスター90でのアイナメの釣果情報をお寄せいただきました。

①

「久しぶりのロックフィッシュ釣行に行きました。

相棒のロッドはこの夏から導入したロックトランジットRTS-902MHロングスピンキャスターです。

ロックフィッシュを始めて10数年。

ロックトランジットを使うまでは手持ちのバス用ベイトロッドを代用してロックフィッシュも楽しんでいましたが、昨今ではベイトタックルであたりまえのように届く距離の範囲ではなかなか釣れなくなってきたため、手前側にいる魚だけでなく、沖の魚も狙えるように長いスピニングロッドの必要性を感じ、今年から専用のロックフィッシュロッドを手にしました。

時代は変わったものです。

ロングスピンキャスター、軽量でありながらも張りのあるパワーとそれによる凄まじい飛距離。

これほどまでに違うのか!、と使用してみて驚きです。

 

釣行日、海はややうねりがありましたが波の穏やかな場所で釣りをしました。

 

小さなアイナメのバイトが多かったですが遥か沖に、海面に頭が少し出ている岩のサイドをめがけて大遠投。

この飛距離、ベイトタックルではさすがに届きません。

ロングスピンの威力を痛感しました。

 

フルキャストは勿論ですが、ピッチングやショートキャストでもぶれないロッドの振り感でした。

 

ハイシーズンのアイナメよりは小さめでしたが、小さなバイトも弾かないティップ性能で今の秋初めてのアイナメをキャッチする事ができました。

ヒットルアーはバークレーのパルスワーム4インチです。

私にとってロックフィッシュロッドはロックトランジットで決まり!ですね。

これからもロックトランジットでアイナメからいろいろな魚種を追いかけてゆきたいと思います。

来年発売のベイトモデルシリーズも今から楽しみにしています。」

 

 

素晴らしい釣果おめでとうございました。

晩秋の頃合、ウインターシーズンのアイナメ釣りも好機となってまいりましたね。

今後も素晴らしき釣果に恵まれますことお祈りしております。

 

 

 

~~~★プロズワンからのお知らせ★~~~

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ご購入方法はこちら

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♯13 ヒラメゴールド

♯14 ヒラメピンクキャンディー

ご購入方法はこちら

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