ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

ロックトランジットを携えて。四国・瀬戸内キジハタゲーム(4)

真夏の瀬戸内海、キジハタを追う熱い(暑い)夜は続きます。

先程パラついた雨でジメジメ感もプラスされ不快指数は高まるものの、眠気をうまくかわしつつ暗闇の海中に潜む至極の宝石に狙いを絞り込んだ釣りを各々が展開。

①

再び「ヒット」の声があがります。

②

ロングスピンによる、軽量ジグヘッドリグ遠投スイミング!

おめでとうございます!

ロングスピン釣法は強し。

ヒットルアーは3インチ級のシャッドテールワームです。

 

 

続いてアオリイカのエギングから、再びキジハタ狙いのロングスピンに戻しての大本命!!

③

機転を利かせた一撃。

おめでとうございます!

④

釣れたキジハタが吐き出したのはシャコ!

エビ型ワームで釣れたキジハタがご覧の通り、シャコを吐き出したのです。

⑤

これです。

まさに先程、アオリイカの新子たちが執拗に追っていたシャコです。

 

今宵の海の中の様子が垣間見れます。

簡単に説明すると以下、こうです。

表層~上層をなんらかの要因で活発化し泳ぎ回るシャコエビの存在あり。

シャコの泳いでいる上層~中層のレンジを目掛けて襲うアオリイカがいる。

アオリイカと共にシャコエビを狙っているであろう魚がキジハタ(現に捕食していたことにより)。

 

以上を踏まえると、今のキジハタが狙っているベイトの種類はおのずとおおまかには特定出来ます。

そうなりますと…キジハタの停滞しているレンジがおのずと手がかりであり、一番知りたいわけです。

居付き型のキジハタなのか、ベイトを追って回遊してきたキジハタなのか。

ただし、シャコは砂地に生息する甲殻類。

このあたりの海底は砂地であることから、居付き型キジハタであるとすれば海底に何らかの起伏変化や障害物が局地的に存在する本当にピンスポットにいる個体であろうし、他の場所から回遊してきた個体群であればここはエサを狩りにやってきた場所であり、普段生息している場所はもっと別な場所にある可能性もあるわけです。

いずれにしてもこの状況下で「今、考えなければいけないこと」はキジハタはシャコの存在と共にアオリイカの新子も好物だということ。

これはアオリイカのエギングが盛んな日本海側に精通する釣り人の間では有名な話です。

それに加え、緯度の高い東北地方でもこういう話は存在し、例えば山形県飛島のキジハタを追う遊漁船シルバースノーの小野船長の話などでは秋のキジハタはアオリイカの新子を好んでよく喰っていることがあると以前教えてくださったことがありました。

そんな時にはワームの色は白に反応が良いとのことで、白以外にはピンクも良いそうです。

となるとこの瀬戸内の本日、キジハタにとっての今宵のベイトとして存在の大きな生き物はシャコエビとアオリイカの両方である可能性が考えられます。

 

2016シーズンの瀬戸内でとても熱いというシャッドテールワームパターンに習って、私もパワーベイトSW Tテールミノー2.5”を今日のスタートから投げたものの現時点、全くのノーバイト。

なにか違うのでしょう。

ワームの引き方が合ってないのか、ワームセレクトが違うのか。ルアーを引っ張っているレンジが魚とコンタクトしていないのか、そもそも私が投げている場所にキジハタがいないのか。

考えることは沢山あります。

シャッドテールワームのパターンでは自分には全くアタリがないため、シャコパターンやイカパターンの釣りに釣り方をシフトしていくことを考えます。

本日の釣行では完全なるイカイミテートのワームは私は持参していないものの、シルエット的にイカパターンに対応するには多少無理すればイカの泳いでいる感じを模せるバルキーホッグ3インチ、パワーホッグ4インチを順番に投入。

ホッグ系ワームはご周知の通り、甲殻類ワームを代表するシェイプとして知られていますが、ホッグは横幅があるためシャコのイメージでは使いにくい。大型のエビやカニの類の甲殻類を模すことが得意な形状です。このときはホッグワームを使いつつもそんな甲殻類を模したアクションは与えず、イカがフワフワ漂いながら泳いでいるアクションに切り替えてシルエットを闇夜にぼやけさせてアクションをかけることに注意しました。

あくまでも甲殻類として訴求したいのではなく、イカのイメージでホッグワームを操作するのです。

しかし、これも全くアタリなし。

 

今や瀬戸内はキジハタ激戦区。

ルアーを何度も見た個体も多いだろうし、シーズン中は多くの釣り人がルアーを海中に投げ入れている。

なおかつ、キジハタの場合にはアイナメやソイよりも釣ることが難しい根魚。

そう簡単にはいかないことは分かっています。

私の操作するルアーは海の中で見切られているのでしょうか。

 

再び「ヒット」の声が!

声の主は杉村さんで、3インチ級シャッドテールワームのライトテキサスで炸裂させていました。

⑥

有限実行、さすがです。

「先程まで7gシンカーでやっていたんですが、アコウは浮いていると思いましてね。7gだと重いと思って、5gに重さを変えたらアタリが出ましたね。」

ロッドはロックトランジットRTC-702H“ヘビーライト”です。

 

シンカーが軽ければ軽いほど、ワームが水中を漂う時間は長い。

これは間違いないです。

ただし、海の中には潮流があるからどうしてもルアーは流されていく。

そうなると狙いのスポットにワームを流せなくなったり、底取りしようにも着低が分かりづらくなるからシンカーを重くしてしまう、という方がロックフィッシュアングラーには最も多いことだと思われます。

 

ですが、ここ。

考え方によっては、とても重要なところだとも思うのです。

 

5gと7gのバレットシンカー。それはたかだか2gの差。

これをどうとらえるか?はその人の釣り経験やスタイルによるものかもしれませんが、キジハタやクロソイ釣り経験の長いロックアングラーであれば1gの差でも時にアタリの数に差が出ることを感覚的には知っているでしょうから、この2gのウエイトの差にも「なにかあるんだろうな」と注目すべきでありましょう。

 

メバリングに至っては1gと2gのジグヘッドリグとでは全くの別物アプローチになることはご周知の通り。

これをメバル同様に「浮く根魚」であるキジハタやクロソイに当てはめると、確かにメバルまでの極上の繊細さは追求しなくても、やはりここにひとつのキモは同様にあるように思えるのです。

キジハタでそうなのであれば、キジハタを凌ぐスイマータイプのロックフィッシュであるオオモンハタに至っては、もっと細かいレンジコントロールの釣り方がこの先にあるように感じています。そうです、シーバスやサクラマスばりに細かいレンジ操作の釣りです。

 

いずれにしましてもキジハタですが、「デカイのが掛かっても安心のパワーがありつつ、重いシンカーを投げるだけではなくて軽量シンカーも1本の竿で扱えることも大事なんです」と杉村さん。

これをベイトフィネス専用タックルを使えば更にリグ自体は投げやすくなるものの、あくまで海でのベイトフィネスの概念は小型のターゲットを楽しく釣るスタイルに特化した方向性が現在は主流だから、このときに想定外の巨大アコウがかかって瞬時に根に突撃されてしまった場合だと………ベイトフィネスタックルではとても応戦できない…というジレンマを抱えることになってしまいます。

最大の難点と改善したい妥協点もまたここにあるわけです。

この難題を少しでも緩和できるロックトランジットRTC-702H“ヘビーライト”の登場は、これまで難しかった領域の穴を埋めるパズルの1ピースにも成り得る、新領域をカバーできるロッドという風にも言えます。

杉村さんの場合には名手ですのでロッドに表記されている快適リグウェイトの規定値よりも更に軽い5gリグもRTC-702H“ヘビーライト”で扱ってしまいます。

そのためにPEラインは1.2号や1.5号ではなく、ご当人はベイトキャスティングでPE1号をセレクトしているというのも頷けます。

 

 

時間は夜の22時を過ぎた頃合。

⑦

ロングスピンでよく釣る人はレバーブレーキリールの操作の巧さにも注目しています。

⑧

時を待ってはポツポツとカサゴが釣れたり、待望のキジハタのヒットが一人ずつ続いていきます。

⑨

⑩

沖に露出していた波消ブロックの際にリグを撃ち込んでバイトを得たというこちらのキジハタは色が白っぽくて珍しい体色でした。こちらはおそらく居付きタイプ、でしょうか。

おめでとうございます!

PEラインセッティングによる、シューティンウェイSWC-802EXH“スキップラン”でのカサゴとキジハタの釣果です。

 

先程の小雨と強風が海になにかの変化をもたらしたのか。

31度を超えているという海水温。

ぬるま湯状態で厳しいのは厳しいのでしょうけれども、強風で水が攪拌され多少なりとも水が動いたからか思いの他、魚たちが動き出した。

 

また一人またひとりと幸運のキジハタを手にしていくアングラーたちに笑みがこぼれていく。

 

ネイティブトラウトをやる人ならば想像容易いと思うのですが、この釣れ具合はまるで春のサクラマス釣りのような雰囲気に似ているんですね。

1尾釣れることが喜ばしい感動系の釣り。

こういう釣り、自分大好きなんです。

 

もしかして、今日はチャンスなのかもしれません。

 

 

 

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ロックトランジットを携えて。四国・瀬戸内キジハタゲーム(3)

瀬戸内海は香川。

ご当地に生息するキジハタたちの動きが活発化する日没を待って釣り場へ。

平日の夜にも関わらず、今宵終結したのはキジハタゲームに情熱を燃やすロックフィッシュアングラーの皆さん。

①

本日私が使うタックルは2つ。

ロングスピン用はロックトランジットRTS-902MH“ロングスピンキャスター90”グランドリミテッド。

もう片方はロングベイト用(当時はプロトタイプ)のロックトランジットRTC-922EXH“ロングベイトキャスター92”の2本立てです。

スピニングとベイト、1本ずつあるとオカッパリの釣りは安心感が増しますよね。

魚釣りの分からないところは、その日釣り場に行ってみないと当日の釣り方や状況が把握出来ないことが多く、予め1本の道具に使用するリグやワームまで絞り込んで決め撃ちしてしまうと、万が一そのパターンが通用しない状況に当たってしまった場合に困るため、アプローチの異なる2タックルの使い分けを私の場合はおこなっています。

単純に魚を釣るだけであればロングスピンでの釣りの方が手堅い感じはするものの、私は今回ロングベイトロッドの最終テストにつき、仮に適切なアプローチとは異なったしまった場合であっても今釣行に限ってはロングベイトの方に重点を置き、ロングスピンはサブにする心構えで来ました。

リールはスピニングがヴァンキッシュ4000HG、ラインがシーガーライトタックルフラッシュⅢ1号+シーガーグランドマックスショックリーダー5号(24lb相当)。

ベイトリールはエクスセンスDC、ラインはシーガーマルティア2号+シーガーグランドマックスショックリーダー5号(24lb相当)です。

 

②

キジハタ釣りのエキスパート・杉村さんは上の写真の通り、ロックトランジットRTC-702H“ヘビーライト”(当時はプロトタイプ)にハイギヤベイトリール、ラインはPE1号、タングステンバレットシンカー7gに3インチクラスのシャッドテールワームをセットしたスイミング対応のライトテキサスを組まれていました。

杉村さんはベイトリールでもPE1号を用いることで7gや5gといったライトテキサスをベイトタックルでも扱うことが可能となるそうで、こちらのロックトランジットRTC-702H“ヘビーライト”ではなんと3gや3.5gのウルトラライトテキサスもこのシステムで扱っていました。ワームの自重とフックの自重も合算すると仮に3.5gシンカー使用時でもリグ全体としてはトータルでは「5g以上」になっているという考えも頷けます。

近頃の瀬戸内海、シャッドテールワームのライトテキサスがキジハタに非常に効く!とのことでした。

 

ということで早速、実釣スタート!と行きたいところですが、移動性の低気圧が急接近中で、なんだか向こう側に見える雲がとてもあやしい感じです…。

真っ黒い雲が視界に入ってきました。

ずっと雨が降っていなかったご当地ですから事前のお話では海水温も31度とのこと。

隣県・高知の早明浦ダムの貯水率も30%を切っているこの渇水状態のタイミング、海とはいえ31度の“ぬるま湯”ともなると…ここのところは急激に釣れなくなり、魚っ気もない…とのことでした。

意外にも降雨にこれが恵みの雨と化すかと思えば、パラパラと小雨が降ったのちすぐに止んで今度は急に風が吹き荒れる具合に。

 

港の外側は風波がバシャバシャと音を立てているため、まずは風を避けられる港内側から釣りを試みます。

夜の遅い時間になれば風は収まるとの予報なので、それを信じまずは少しの間、辛抱の釣りは避けられない感じです。

 

出だしから今宵の釣り内容があやしい感じがちょっとしてきたのですが、釣れる釣れないは別として安全な釣りは可能ですので、うまい具合に誰かにキジハタが釣れるように祈るばかりです。

 

波のない港内側に目をやると、何かが水面下を移動しています。

私は夜でも偏向グラスを着用して釣りをしているため、常夜灯下など光がこもれる場所であれば水中を移動する何かを発見したのです。

尚、通常は夜間の偏向グラスは視界低下を招くおそれがあるため着用しないことが望ましいですが、それはあくまでも普通の偏向グラスの場合においてのこと。

私が愛用しているタレックス偏向レンズには夜間の使用も認可されているモデルもラインナップされています。

それがタレックス「モアイレンズ」です。

モアイブラウンとモアイグレーの2種類ありまして、夜間でも水面下のコントラストを知りたい!見たい!私の場合にはコントラス性がプラスされた夜間対応レンズであるモアイブラウンのレンズを着用。

 

それで見えたのがなんとこちら!

シャコエビです。

③

シャコエビは水面直下~水面下30cm~おおよそ50cmくらい下を泳ぎ回っているのです。

(写真を拡大してご覧いただくと、見やすいと思います。)

 

「え~っ!シャコエビって海中を泳ぐ回るの~??」という方も多いことと思われますが、実際こうして水中を泳ぐ回っている状態のシャコエビは私もはじめて観察しました。

④

それも1尾ではなく、複数匹であちらこちらで泳いでいました!

 

そのシャコエビを狙って襲っていたのがアオリイカの新子です。

アオリイカは小魚のみならずエビも大好物なのはエギング愛好家の皆さんなら知っての通り。

このときのように、水面付近を無防備に泳ぐシャコエビは襲いやすい格好のエサというわけです。

 

しまった!

こういう状況であればエギも一緒に持参すれば良かった(笑)と内心思ったわけですが、今回はキジハタ1本絞りの本格キジハタ釣行。

今日はあいにく誰もエギを持ってこなかった…と皆思っていたら、おひとり「あった!あった!」と。

先日使ったエギが運良くタックルバッグの中に入ったままだったらしく、ロングスピンタックルでキジハタを狙っていたワームリグを外し、エギにチェンジ。

その数投目でアオリイカを見事にゲットされました!

おめでとうございます!!

⑤

私のPEラインは1号を入れていてそこそこ太めなのですが、皆さんが使うPEラインは0.6号や0.8号が主体。

細いPEラインにロングスピンキャスター90であれば、緊急時には即席エギングタックルにも大変身。

⑥

この後も“ロングスピンキャスター90”でエギングしてアオリイカを立て続けけにキャッチしていきました!

 

アオリイカが釣れ続ける最中、エギを持っていない他の5名(笑)はまだ風が強いなかラインメンディングに注意を注ぎながらワームを繊細に動かして、きっといるではあろう…キジハタを誘い出していきます。

ライトテキサスに、ジグヘッド、ジグヘッドリグの上に軽量バレットシンカーを1つ乗せたテキサスジグヘッド、ジカリグ、チェリーリグ、ダウンショット。

どのリグにアタリが出るか…思い思いのワームをローテーションしながら希少な根魚「キジハタ」に一歩ずつ迫っていきます。

尚、リグの重さは5g~14gまでの範囲で、それ以上の重さは皆さん揃って「使わないですね~。」とのことでした。

水深に対して用いるシンカーの重さが平均的に重いものが多く使われているアイナメ釣り地域とは、そのあたりとも異なるアプローチをしている点も興味深いのではないでしょうか。

釣りを見ると、シンカーの重さでドスン!ドスン!と底を叩くような釣り方はしていなく、潮に馴染ませつつワームリグを自然に流す釣りをしているんです。つまりは、ナチュラルドリフトの釣りですよね。

なので、皆さんの道具立てを拝見するとスピニングリールはレバーブレーキリールの使用率も高く、浮力の強いPEラインを巧みなラインメンディングでさばききり、レバー機能も有効に活用してリールを操作をしていることが伺い知れます。

こういう釣りは磯釣りがとても盛んな西日本のフィールドに行くと、海釣りではもともとレバーブレーキリールへの馴染みが深い地域性もあってか目にする機会が多くなるのですが、私が知る限りでは北海道や東北のような緯度の高い地域に行けば行きほどロックフィッシュゲームのスピニングリールでレバーブレーキリールを積極的に活用されているケースは極めて稀に感じます。

同じ「ロックフィッシュゲーム」という括りにおいても、南北ではだいぶ大きなギャップがあるのですが、どちらかのイメージでこの奥深き根魚釣りの世界を統一してしまうのではなく、この地域差を両方深く知ることでそれぞれの長所を取り入れた製品化をプロズワンでは取り組んでいます。ロックトランジットもその取り組みの成果になっています。

 

さて、お話を戻します!

すると風の強い最中、お二人にダブルヒットしたようです!

「アコウだ!アコウだ!」と響き渡る声に、ついに出ましたか!と私も駆け寄ります。

⑦

釣りあげられていたのは良型のカサゴとキジハタ。

タイミングよく、ダブルヒットに至ったようです!

 

瀬戸内の宝石キジハタの出現に、一同の士気は益々高まりました!

⑧

まずは「おめでとうございます!!」

使用ロッドはロックトランジットRTS-902MH“ロングスピンキャスター90”グランドリミテッドです。

 

ついに出ましたね、キジハタ!

キジハタとの出会いはとても喜ばしいこと。

 

この魚に会いたくて、憧れるロックフィッシュアングラーは今や数知れず。

 

むむむ、ここはキジハタの生息する海。

今夜は眠れない夜になりそうな予感がしてきました!

 

 

 

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ロックトランジットを携えて。四国・瀬戸内キジハタゲーム(2)

現在2月ですが、来月「3月」ともなれば南の緯度から順に始まっていくキジハタゲームに向けた話題を綴るシリーズ。

本日は「第2回目」です。

お楽しみください。

①

 

2016年の8月のこの日は瀬戸内海に釣行。

②

狙いは「キジハタ」に絞っています。

 

東北から四国まで新幹線と電車とバスを乗り継いで行きます。

今では北海道~九州まで新幹線を乗り継げる便利な時代になりましたから、これからは車と飛行機だけでなく、陸路で利便性に優れる新幹線を利用した釣行も普及していく時代になっていくのではないかと考えたりもします。

 

さて!

まずは神戸に向かい、神戸(三宮)からは四国行きのバスで徳島県経由して香川県高松駅で下車しました。

③

荷物はロッドケース1つにスーツケース1つです。

 

このロッドケースの中には当時まだプロトタイプでしたRTC-922EXHのプロト2本、RTC-702Hのプロト1本、発売して間もなかったRTS-902MHグランドリミテッド1本の合計4本のロックトランジットを持参しました。

 

シューティンウェイを開発していた震災前(2009年~2010年)はまだ全国的にハタ釣りが流行る前の時代で北海道・東北・北陸を中心にテストしました。

シューティンウェイのイメージカラーであるシューティンパープルは自身一番好きな根魚である「ウサギアイナメ」のオスの体色に由来した紫色です。

(※余談ですが、紫色がプロズワンのブランドイメージカラーではありません。こちらはブラックがイメージカラーです。たまに間違えられます、笑。)

もともと日本ではロックフィッシュゲームは北海道、東北、北陸といずれも地域に「北」とつく、北国由来の釣りが大きなウェイトを占めていたところが根底でしたので、シューティンウェイのテストは割合的にアイナメとソイが中心で、キジハタは私が北陸に行って新潟・富山・石川でキジハタを釣ってビルドアップしていったものでした。

ナイトゲーム中心の富山湾のキジハタ、デイゲームでは能登半島のベッコウゾイが楽しかったですね。

足場の高い堤防ではSWC-802EXHスキップランのプロトも使いましたが、当時の北陸は岸からでもそんなに飛ばさなくてもよかったので、手返しの良いSWC-722EXHブラインドサイトのプロトは北陸のオカッパリでは当時だいぶ好んで多用していました。

 

トランジットブルーの爽やかさが目を引く「ロックトランジット」シリーズの場合には北方系根魚であるアイナメ・ソイと同様に南方系根魚であるハタにも同じく重点を置いているため、ハタ狙いの観点もあらゆる視点が活かされており、ご当地の地元アングラーの方々の意見も豊富に取り入れて開発してきました。

この日私が持参しているベイトモデルの新しい2機種は既にアラスカでのテストも終えていたので、この釣行で最後のフィールドテストにしようと思っていたのです。

 

太平洋に日本海、東シナ海にオホーツク海とわが国を囲む4つの大海と外国の海で釣り経験がありますが、内海である瀬戸内海はこれがまた独特の特性があって、難しくも独自の面白みを形作っている場所であり、これもまたとても勉強になります。

今では全国的に大人気のキジハタロックフィッシュゲームですが、かつては、一部地域を除けばキジハタゲームも一歩外に出れば蚊帳の外。

しかし時が熟し好機が到来。

各地域でキジハタがロックフィッシュゲームのひとつであることが少しずつ認知されはじめた最中に敢行した2013年度の秋に放送のBS日テレ「夢釣行~一魚一会の旅~」の瀬戸内海キジハタロケは今日のキジハタゲームのブレイクを大いに助長するものとなりました。

2013年BS日テレ夢釣行より

4年前です。

キジハタを専門に取り扱ったロックフィッシュゲーム。

放送後は大きな反響が寄せられましたが、当の我々は夜は遅いし朝は早い(深夜、ホテルに帰っても2時間半仮眠したらまたすぐロビー集合)不規則時間の撮影に加え、現場でも苦戦を強いられたロケで私もスタッフも冷や冷やでしたが、今となってはとても良い思い出です。

今でもそう感じるのですが瀬戸内海は閉鎖性海域ということもあり、太平洋のような大きな海域とは根本的に海流の作用が異なるため、私個人的にはこの海(瀬戸内海)を釣るのはとても難しい海だと思っています。

つまりは個性の強い特殊な海、だと感じています。

それからこれは余談なのですが、瀬戸内にひしめきあうタイラバ船の大船団とか、地理的にマダイの存在が遠い北の方に住んでいる人がはじめて見たら、そんな光景にはきっとびっくりすると思うんです。

「こんなに釣り人、いっぱいいるのかぁ~」と。

冬の寒さも北国ほどまでには至らない西日本はオフシーズンがない(短い)ため、年間を通して豊富な魚が釣れることもあって、冬を迎えると釣りモノが減少する東日本・北日本よりもレジャーとしての釣り人口が圧倒的に多いゆえに年間を通して魚釣りが盛んな地域です。

いずれにしましても、どこの海辺に立っても一定の水準で釣りが出来る必要があるのと、どんな話題を振られてもその土地の地元の方相手にでも相応に話を切り返し出来るように各地の様々な釣り事情や魚について把握するに努めるよう精進しているのですが、瀬戸内海も他の海とはまた潮の感じとか流れ方とか水色も違いますから、こういう差異を掴むことで釣りの奥行き・経験値を増やすことに役立ちます。

④

高松には釣り仲間の杉村さんが迎えに来て下さり、まずは遅い昼食を一緒に。

杉村さんは言わずと知れたキジハタ釣りのエキスパートです。

近況をお伺いしつつ、キジハタゲームの話題は尽きることなく盛り上がります。

 

市内で人気の食事処ではキジハタにマダイ、ケンサキイカにマダコ、マアジ、カンパチと四国の海の幸がテーブルに次々に並びます。

⑤

⑥

⑦

どれも絶品、美味しい!

まさに舌鼓を打ちます。

あのキジハタも刺身、塩焼き、煮付けと続きます。

近年では釣りの世界でも一躍人気となったキジハタは、西日本ではフグやクエに並ぶ高級魚としてアコウの愛称(地方名)で親しまれてきました。

⑧

そんな言わずと知れたキジハタを用いた料理はもちろん、キジハタと並ぶ瀬戸内海を代表するマダイの鯛飯も至極の逸品で、キジハタの煮付けと一緒に口に頬張るとこれがまた相性抜群。

尚、キジハタは魚通なら誰もが知る超高級魚クエの仲間です。

クエはハタです。

大きさと魚の色は違えど、同じハタの仲間なので味わいの深い魚でありつつも、このような凄い存在感を放つ魅惑の根魚が船釣りだけでなく、岸からも狙えるのですからキジハタが生息している今日の身近な環境は漁業者や市場関係者、料理人にとどまらず、釣り人にとっても大事にしていかなくてはなりません。

⑨

お食事処「またの」さん。

マスターのお人柄も素敵で、とても美味しいお店でした!

ありがとうございます、ごちそうさまでした!

 

 

香川県下でのキジハタ狙いは夜釣りが主体です。

夕方を待ってキジハタ愛好家の皆さんが続々と集まって来てくださいました!

⑩

「ご無沙汰しております!」の方も、今日が「はじめまして!」の方もキジハタが結ぶ、同じロックフィッシュアングラーの皆さんです!

 

平日の夜にも関わらず、今夜は集結した6名でキジハタ釣りに臨みます。

とはいえ、困ったことに近況は全然ダメ…とのことでキジハタが釣れていないそうなのです(汗)。

 

雨はしばらく降らず、連日35度くらいの猛暑続き。

さすがに夏枯れの海の中も今は超不活性というころで、沖釣りでさえマダイもキジハタも絶不調とのことですが……。

 

なにはともあれタックルを荷解きしつつ、キジハタが掛かることを前提に慎重にセッティングしていきます。

さも言わばかつては幻の高級魚、掛けた1尾を確実に獲り込みしたい釣りです。

佐藤:「今夜は何時までやるんですか?」

「さっかく佐藤さん来てるんですから、みんなで一晩通しでやりましょうよ!」

そう簡単にポンと釣れる見込みはないでしょうから、まずは「一晩やって皆でなんとか魚(キジハタ)を確実に出しましょう!」で一致。

 

私はともかく…、キジハタゲームの地元エキスパートの皆さん方がこれほど集まっているのですから心強い。

きっと誰かはキジハタを釣ってくれそうです!

ということで今宵は徹夜での釣行なのですが(笑)、一晩不眠不休での釣りは自身数年ぶりではあるものの、相手がキジハタともなればその価値はあると私も思うので久々の貫徹釣りを楽しもう!とワクワクしてきました。

 

 

 

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ロックトランジットを携えて。四国・瀬戸内キジハタゲーム(1)

瀬戸内海を横断中。

①

車窓から望む、豊饒なキジハタの海。

 

さてさて!

②

日本を含む世界の暖かい海に棲んでいる根魚「ハタ」は水温が低くなる季節は釣りづらくオフシーズンになる地域もある反面、冬を越えて早い地域では3月からまたキジハタの釣果が上向き出します。

一般的に根魚のテリトリーは限られた行動範囲に限定されがちとされてきましたが、キジハタの場合には行動範囲が広く、港でも、磯でも、サーフからでも狙える範囲にまで出没する可能性が望めます。

エサさえ豊富にあるとなれば、根から離れて自ら泳いでやって来るので行動範囲広し。

ショア~オフショアまで、至るシーンで狙うことが出来ます。(ただし、サクラマス同様に希少魚。いつも釣れるとは限りません。)

3月は九州、4月には四国、5月になれば北陸が、再びキジハタシーズンの始まりの目安。

6月になれば高活性、もはや最盛期です。

 

6、7、8月はいいですね~。

あたたかい季節に、輝く太陽のもと、青い海で釣り糸を垂れる。

夏の穏やかな海での根魚釣りは、私が最も気持ちいいと感じる釣り環境です。

③

荒れ模様が続く冬とは反対に、夏の日本海は波も静か。

山陰や北陸のサマーシーズンはデイゲームのキジハタ釣りには持ってこいです。

オカッパリからディープを直撃できるロングスピン釣法も、もちろん効きます!

 

只今2月ということで、早い地域では来月からスタートしていくキジハタ釣りに備え、次回からはキジハタ釣りの様子を少しずつ綴っていきたいと思います。

 

渓流釣りの好きな人が釣り解禁になる「3月」が特別に待ち遠しいのと同じく、ハタ釣りが好きな人にはあたたかい季節が待ち遠しいものです。

そんな雰囲気にも似ていますよね。

 

キジハタが生息しない地域の方にも、同じロックフィッシュ繋がり。

釣り方の違いを対比させつつご自身の釣りと照らし合わせることで参考になることも多い魚につき、ぜひご覧になってみてください。

④

それでは次回より、少しずつ綴っていきます。

 

 

 

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2016。春夏秋冬、今年もありがとうございました

早いもので、今年も残りわずかとなりました。

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2017年新発売のロックトランジットベイトキャスティングモデル2機種(ヘビーライト、ロングベイトキャスター92)の量産品が完成し、先行のスピニングモデル「ロングスピンキャスター90オリジナル」増産分と共に検品作業に突入。

一刻も早く皆さんのお手元にお届けできますよう、その一心にて作業も大詰め。

まさに勤しんでおります。

このような状況につき関係各位お一人ずつの年末のご挨拶も今年はままらないため、この更新を持ちまして年内最後のご挨拶を兼ねての綴りとさせていただきます。

 

2016年最後のまとめと致しまして、今日は写真でこの一年を振り返りたいと思います。

いずれも私が見てきた世界です。

エピソード0

皆さんも今宵は「佐藤視点」で回想していただけければ幸いです。

よろしければ、どうぞご一緒に!

 

 

早春。

冬

凍りつく東北の大河は、鳥海山有する日本海と出会う。

その寒さたるもの深く、深く身に染み入るものですが求めるはただ一つ。

我が愛すべき、思い入れ深きサクラマス。

そう、渓流に暮らすヤマメが海に行って帰ってきた姿こそ、サクラマスです。

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A

毎年、毎年。

この魚の顔が見たくって!

サクラマスを本格的に狙いはじめて23年。

7年間(最初の1尾を釣りあげるまで通うこと7年間!)の空白を経て、初めて対面してから16年間続く毎年のふれあい。

B

口切れにヘッドシェイク、猛スピードで流れに乗っていってしまうとバラシしてしまうリスクも高い魚であるからこそ、ネットですくうまではちょっとドキドキするのをこの16年、続けています。

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2

北海道や沖縄のように、ご当地ならでは独特の生態系からなる特別な魚が生息する地域を除くと、私の中ではこの魚ほどそうそう強く惹かれる釣魚も正直いなく、海の根魚であるキジハタと双を成して、「1尾との出会い」が何よりうれしい希少性に富む魚。

釣れそうだな…と察して、「狙っているとき」は超本気で目の前の世界だけに没頭。

C

サクラマスは、いつでも釣れるわけではありません。

時期と場所は限られています。

 

楽しむことは誰もが平等です。

しかし、誰でも平等に釣れることは稀につき、世の中、万人受けする魚とは言いがたいですが、それもまたサクラマスの持つ世界観であり魅力。

D

釣れるときは釣れるけど、釣れないときは頑としてまったく釣れない。

冷たい水辺に立ち込んだのはいいですが水辺が発する生命感は感じられず、手がかりも得られないことも…。

「本当にサクラマスいるの?」みたいな(笑)。

でも、それぐらいのテイストがこの魚にはちょうどいいのかな、とー。

サクラマスとかイトウとか、「釣れない魚の代名詞」みたいな魚は個人的に凄く好きで惹かれます。

E

周りが全然釣れていないのに自分だけ釣れることもあります。

周りで釣れているのに自分だけ釣れないこともあります。

 

そのギャップがまたよろし。

F

だから、釣れたときにはうれしさは格別です。

1尾釣れたときに“開放される心と湧きあがる喜び”を感じさせてくれます。

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4

来年もまた良い出会いをー。

G

 

春ー。

春

桜、咲くころ。

ナマズたちも産卵に向けて動き出す季節です。

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サクラマスに続くこと、こちらも我が愛すべき思い入れの魚、鯰=NAMAZU。

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稚アユを追って、河川を上に上にと遡上してくる大型ナマズ。

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腹ボデの60cmオーバーともなれば、その存在感も凄みを増します。

日本の田園風景の一部でもあるナマズ、これからも日本人の心の魚、心の釣りとして末永く世代を超えて大切にしていきたいものですね。

H

 

初夏は、梅雨の入り。

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紫陽花彩る頃、喜びと悲しみは紙一重。

 

その釣竿、日本刀の如し。

居合の達人でもあった亡き祖父に捧げる、私が作り上げた現代の名刀に恥じぬ、潮を切る刀です。

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くしくも、この竿(2種のロングスピンキャスター90)を私が受け取った日と命日が重なりました。

「新しく開発した竿、明日入って来るんだよ。」

この前日に交わした言葉が最後。

あなたが逝くときは辛かったけれど最期の瞬間はちゃんとそばにいれたから、お互いいい別れが出来て本当に良かった。

生き物の命を大事にすること、魚の尊さを学び大切に扱うことを私に教えてくれた恩人であり、我が人生の師。

祭壇に飾らせていただいた青と黒の釣り竿は、私にとっては永遠の宝物です。

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北上川のほとりでフナ釣りやハゼ釣りを教わった、かつての少年は大人になった今も変わらず国内はおろか、海外まで行って魚を追いかけているという摩訶不思議。

いつの日か、私が死んだときには今度は三途の川でまた釣りを教えてね。

I

友人の死に、祖父の死、知人の死が立て続き、人の生き様というものを改めて考える5月、6月のことでした。

いつの日か自分が死ぬときはどうなんだろうか、と30代半ばの歩みにて人の死についてよくよく想像を張り巡らせた梅雨のことでありました。

 

 

夏ー。

夏

盛夏を迎える文月は自分が一番、好きな季節です。

一年で一番、世の中が明るく見えるんです。

山の緑の濃さ、海の青さ、太陽光の強さが最も色濃いから、普段ひかえめな気持ちも明るくなれるのがいい。

 

ご存知、戦国武将は独眼流・伊達政宗。

彼が統治した仙台藩・伊達家とゆかりの地、愛媛県宇和島市での“戦”(いくさ=取材)ではスプーンリグで、“でかカサゴ”大連発。

政宗の子供が宇和島を統治したというヒストリー。

話は現代に戻って、灼熱の日振島。

身にまとうは鎧ならぬ、フローティングベスト。

兜(かぶと)はサンバイザー。

眼帯(がんたい)は偏向グラス。

武士の魂である刀はシューティンウェイコンセプト・ロックトランジット。

気分はもう、伊達政宗公です!(笑)

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やー、やー、ダブルウェーブで成敗でござる!(なんちゃって!)

ロックトランジットのトランジットブルーは、まさにこういう海のイメージ。

この翌日は長引く梅雨の雨に打たれつつも心折れずの「サクラマス釣りの精神」を貫き、ヒラスズキやマダイまで釣ってしまいその瞬間は取材を忘れて(?)興奮も最高潮に達したことも良き思い出。

 

 

テレビ番組のロケで行ったアラスカは、「ロックフィッシャーとしての最後には、ここにたどり着いて終わりたい。」と思っていた悲願の地でした。

釣り人の夢は一生尽きぬものですが、人の命には限りがあるから己が一線を退くとき来れば、最後はアラスカで自分のロックフィッシャー人生は燃え尽きるようにして完結したい、とずっと想っておりまして、いつしかの未来像に憧れを抱いていた地でした。

それが…すいぶん早く達成しちゃったけれども、これも「ま、いっか!」と(笑)。

そうなると、もっと先まで行きたくなります。

ね?

 

遥か彼方に存在する、夢のまた夢の楽園。

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今回は仕事。

でも…気分はアラスカ鉄道でフェアバンクス(有名なオーロラの名所)まで行ってみたーい!

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日本から片道二日、コディアックアイランド。

これほどの釣り場はそうそうないものですから、この光景もまた一生もの。

絶対に忘れまい、と己の瞳の奥にしかと焼き付けてきました。

 

コディアック島のショアではクロソイの仲間、ブラックロックフィッシュがいきなり登場。

アラスカでの開始1投目の衝撃でした。

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カジカの仲間は、スカルピン。

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ウサギアイナメの仲間、ロックグリーンリング。

この魚、ずっと釣りたかったんですよね。

 

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自身、一番好きな根魚が北海道に生息する「ウサギアイナメ」なので、その海外種ともなれば憧れの憧れ。

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願い、叶えられました。

日本人が頻繁に訪れる場所でもないですし、そういう意味では未開の海で、事前の情報もなかったので、ちょっとは心配でしたが…狙って釣れたのでそんなところもまたテレビでお見せできたのも良かったかなぁ、と思っています。

 

コディアック島の沖合いではブラックロックフィッシュのポテンシャルに仰天。

60cmを超えてくる巨大なソイの迫力は「凄すぎ!」の一言に尽きます。

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ソイが好きな人には、最高なターゲットです。

 

しかし、ロクマルオーバーのソイですら前座になってしまうのが……。

こちら!

 

アラスカの海底の主、パシフィックハリバット(オヒョウ)ともご対面!

オヒョウ、ついに獲ったどー!!(笑)

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この魚、凄いのなんの!!

その引きが……重い、重すぎ!!

良い経験させていただきました。

感謝!

 

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超レアな根魚、長命なイエローアイロックフィッシュまで!

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この魚との出会いも一生の記念になります。

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スキッパーのリチャードとのダブルヒット。

私のは75cm程もありました。

凄くヘビーなファイトでした。

 

超レアなカジカも実は釣っているのですが、テレビ放送ではカットされてしまったので写真で再度ご登場願いました!

かわいいでしょう(↓)。

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ソイの本場・北海道で鍛えた腕と北の大地でビルドアップしたシューティンウェイ・スイミントレーサーのジグヘッド攻略はここアラスカでも炸裂!

ブラックロックフィッシュのスーパーモンスターも問答無用です。

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これまたうれしいアイナメの仲間、ケルプグリーンリング!

ロックグリーンリングと共に会いたかった世界のアイナメ種。

出会えて幸せ! うれしいです!!

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しみじみ想うのですが、私ももうちょっと釣りがうまくなりたくて、こういう海外で遭遇する【未知】は自分のためになるからこれからも海外の釣りはやってみたいと思っているんです。

また夢釣行で、どこかでお会いできたらいいですね。

 

話の色はまたガラリと変わりまして、アメリカで展開する大手フィッシングショップといえば言わずと知れたバスプロショップ。

アラスカのアンカレッジにも数年前に進出したそうなので、いざ!突撃。

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グリズリーとホッキョクグマが左右に守るこちらの水槽には憧れのトラウト、「北極イワナ」が泳いでいて感動!

私的には世界で一番美しいと思うトラウトであります。

日本のサケ科魚類では色彩が一番これに近いので個人的に感じる美しさではサクラマスでもなく、イトウでもなく、オショロコマが造形美としては大好きです。

北極イワナ、この魚もいつかー。

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出ました、グリズリーです。

世界最大のヒグマです。コディアック島のグリズリーはコディアックグリズリーと言ってヒグマの仲間では世界最大級になります。

なにせ、キングサーモンさえも平然と捕らえる熊ですから。

北海道は知床半島あたりのヒグマもだいぶ大きいですが、アラスカでは更に。

M

コディアック島の海釣りロケ中に、島内を流れるリバーをちょいとウォーク(笑)。

プライベートでアラスカに来れるのであれば、自分だったらウェーダーとトラウトロッドは必須です(笑)。

撮影の合間、ちょっとだけお許しいただいてリバーウォークしていくと写真の川では偏向グラス越しにオショロコマの降海型「ドリーバーデン」の姿が随所に見ることが出来ました。

小さいものでも40cm、大きいものだと50cmちょいくらいはあるものの、ドリーバーデンはこの時期遡上しているキングサーモン(鱒ノ介)やレッドサーモン(ソッカイサーモン=紅鮭)、ピンクサーモン(ハンプバックサーモン=樺太鱒)のエッグイーターになっています。

尚、「ドリーバーデンを釣るならスピナーが最強なんだ!」と現地のアングラーが言っていました。

又、サーモンエッグパターンでのフライフィッシングも凄く効果的とのことでした。

 

ついで話ですが、白夜、夜中の時間にはベニザケとカラフトマスの遡上を個人的に見に行きましたが、「ここ、夜中はブラウンベア(コディアックグリズリーのこと)が出てくるから気をつけろよ!」と言われ、それを聞いてビビッて早めにロッジに戻りました(笑)。

 

日本に戻ると、こんな光景を見て、日本人に生まれてよかったなぁ~と和ませてくれます。

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バシャッ! バシャ、バシャ、バシャッ!

そんな涼しげな水しぶきの音が聞こえてきませんか?

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尾鰭で蹴る水柱、その主はベッコウゾイ。

O

二つの世界の境界に浮くその魚は、今、何を想うのでしょうか。

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自分が一番イキイキとなれる文月はベッコウゾイを狙うにも良い季節。

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なつかしのタートルバックワーム7インチ、チェリーシードカラーで一撃。

この魚、元々数が少ないうえに、今では数も減って更に希少になってきたので、よかったらこのソイに関してはどうしても持ち帰らなければならないという時以外にはどうか見逃してあげてください。

幸い生命力が非常に強いのでリリース後の生存率もアイナメに比べ遥かに高いものと思われます。

美味しい魚でもありますが、獲る釣り(持ち帰る釣り)前提でなければこの釣りの未来のためにも前向きによろしくお願いします!

 

 

今になっても忘れない子供心。

野山でカブトやクワガタ、オニヤンマにギンヤンマを見れば湧き上がる童心。

水にもがいていた小さな友人をボートの上に救出。

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こんな遭遇も夏、ならではです。

 

 

下の写真は私の釣果ではないですが、この日たまたま遭遇したライギョことカムルチー。

ルアー釣りをはじめるキッカケを作ってくれた魚もまたこのライギョなんです。

小学生の頃この魚をどうしても水槽で飼いたくて、入手手段として“仕方なくルアー釣りをやる羽目に”…。

元々は自分、エサ釣り師なのでルアー釣りそのものには興味なかったのです。

ましてや外国から来たニセモノのエサは信用しないタイプでしたので、スピナーベイトとか「人を馬鹿にしている!」なんて思っていたほどでした(大笑)。

スピナー、クランクベイト、ラバージグも結構衝撃的な造形でしたね。

それが今につながっているのですから、世の中不思議なものです。

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ですので、ライギョあっての自分が今日も不思議な縁でルアー釣りをしています。

 

え!?

ロングスピンキャスター90はアオリイカのエギングにもいいの!?

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こんな釣りも見せていただきました!

 

さてさて、瀬戸内の主“アコウ”こと「キジハタ」。

今をときめくロックフィッシュ界のスターフィッシュ。

今、一番人気のある根魚です。

この日は香川県高松です。

一晩徹夜で釣りをして私の釣果はこれ1尾。

だけど…その1尾がこんな大物だから最高な気持ちになれます。

まるでサクラマスみたい!って、いつも思っています。

釣りやすい魚、アベレージサイズの数釣りで無難に終わる…そんな安定な釣りは個人本位では望みではなく、0か、1かの、こういう釣りがしたいのです(個人的な範囲では)。

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なので、キジハタとかサクラマスとかイトウとかは自分の理想の釣りにピタリと当てはまるターゲットなんですね。

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狙いの1尾、一発来てくれればあとは何も望みません。

釣れたらうれしいけれど、やり遂げたうえでの結果であれば釣れなくてもいい。

でも、今宵は運良く釣れた。

最高な夜釣りになりました!

四国の仲間の皆さんもありがとうございました!!

 

 

夜釣りといえば、個人的にはナマズ釣り大好きです。

1尾、トップでバコッと乗せられたらそれだけでその日の釣りはけっこう満足です。

昔からの馴染みの釣りは、今や大人気になっているから世の中何が流行るか分からないものですよね。

一緒に行きたい人いますかぁー?(笑)

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夏の終わりから台風が続きましたが、凪の日にはサーフのヒラメも狙いどき。

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ブルーオリオン、ただ巻きでよく釣れます。

 

秋ー。

秋

陽の光を通した葉は、まるでステンドグラスのよう。

 

 

深場に落ちるハゼを投げ釣りで。

心、開放する釣りです。

あまり難しいことは考えずに。

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ちょくちょくサビいて、「喰い」を促すと!

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バクッ!、いやすこな(意味分かる?)がハゼが喰ってくるわけです。

 

 

個人的見解を述べさせていただくと、昔から冬という季節は得意ではありません。

景色が寂しくなることに加え、寒いのが苦手なんです。

なので秋~冬へのくだりはとても悲しくなってしまい、気分的にもトーンダウンしてしまうのですが、自分も年齢を重ね、「秋」という季節もいいものなのかもしれないなぁ…と近頃は思えるようになってきました。

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朽ちゆくのもまた美しきものかな、と、今はそう思えています。

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海の中ではアイナメのオスも鮮やかな紅葉を纏う。

P

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こちらは本州最東端の“トドヶ崎”灯台。

岩手県の重茂(おもえ)半島にあります。

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空と青と海の青がとても調和していました。

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ロングベイトを題材とした取材も楽しかったです。

 

 

今年の釣り納め釣行。

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ポスト~アフタースポーンのアイナメのメス。

ヒレがボロボロになってしまうのが産卵後のアイナメのかわいそうなところ。

これもまた季節の移ろい、宿命なり。

 

 

そしてー。

そして、再び冬へと。

時はめぐり、再び厳しい真冬へとー。

白銀の世界へ。

R

今はこうして、完成した新しい釣り竿の最後の作業に取り掛からせていただいています。

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今年一年もおつかれさまでした。

皆さんにとって、良い年末年始となりますようお祈りし今年の綴りはこれにて失礼させていただきます。

また来年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

2016年、年末に際しまして。

佐藤文紀

 

 

 

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