ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

雑誌「SALT WATER 2018年 8月号」(地球丸)発売

★プロズワンからのお知らせ★

6月21日(木)、雑誌「SALT WATER 2018年 8月号」(地球丸)が発売されました。

 

■フラットフィッシュ&ロックフィッシュ

釣れる! 夏のコーリングアップワーミング

FOR ロックフィッシュ× 佐藤文紀

 

 

 

 

ぜひ、ご覧くださいませ。

ウエーダーがあれば! 川の中を歩くのが楽しい。

仕事柄ウエーダーは複数持っているのですが、2014年5月から着用しているウェーダーを今月から新調しました。

 

ウエーダーとは、防水長ズボンのようなものでこれを穿けば水の中に入っても中の衣類が濡れずに快適に「入水の釣り」が楽しめる優れものなのです!

ちょっと意味は違ってしまうのかもしれませんが、日本では似たようなイメージで胴長と呼ばれることもあります。

 

今回は4年前の2014年5月に撮影したこちらのウエーダーを新しくしました。

①

②

W-34 SP3 AQ ZIPウェーダー。

4年前のおろしたて当時に撮影した写真ですから、新品感がありますね。

 

 

海に、川に、湖に。

私の使用頻度で4年間も使い込むとウエーダーの生地は相当なダメージを受けるものですが、それでも浸水は一度もなく4年間の酷使によく耐えてくれたものです。

 

自身にとってのウエーダーは、非日常へ飛び出すためのスーツであると同時に仕事着(作業着)でもあり、あるときにはアングラーの正装、にもなる「とても面白い存在」なんですね。

世の中には沢山の種類の魚釣りが存在するわけですが、もちろんウェーダーを必要としない釣りもたくさんあります。

その一方でウェーダーを着用することで、はじめて踏み込める世界ってのもまたあるものですから、ウエーダーが果たしている役割って実のところ大きなものになっています。

 

 

 

さて、工業品である釣り竿やリールとは異なり、生地を重ね合わせた『衣服』である以上、生地は経年でも劣化をしていきますので、ウェーダーもその使用年数にはあらかじめ限界のときが訪れます。

ウェーダーの劣化スピードには、生地のグレードや使い手の使用頻度、使用後の適切な手入れと保管状況などが総合的に問われるものですが、一般的に考えればウェーダーは2、3年で交換するのが理想の周期とされています。

早めの交換が提唱されている最大の理由は、生地の劣化により外部の水が中まで染みてきてしまうことで、浸水の不快感ならびに危険を回避するため、でもあります。

 

私も3年目からは特に気を使っていたのですが、生地の耐久性に定評あるリトルプレゼンツ製ですので使用4年目に突入しても安心した気持ちを持って着用することができました。

このウェーダーにしてからこの4年間で、一番の収穫となりました。

ところどころ擦り切れ箇所や摩擦で生地が薄くなってしまったところが部分的にあっても、水が染みてこなかった耐久性はさすがリトプレさんだなぁー、と感心しました。

 

 

 

先週のリバーウォーク誌Vol.3取材。

初夏の清流サクラマスとの対面を果たせたこのタイミングで、4年間使い込んだウエーダーを第一線の場から勇退させることにしました。

とうに十分過ぎる役目を果たしてくれたので、ありがとう!の前向きな引退です。

 

次なる相棒はこちら!

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新調したのはW-47 N3 AQ ZIPウェーダー

W-34 SP3 AQ ZIPウェーダーの後継モデルなので、同じくYKKアクアシール防水ファスナー搭載のストッキングタイプのウエーダーです。

 

 

元々この機種のウェーダーは試作品のときから実釣テストに携わったモデルで、そのような意味でも自身思い入れのある一着なのですが、新旧のウェーダーをロケ現場に持っていき、フィールドでバトンタッチ。

こちらが、穿き替え後の実釣風景の一部です。

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とてもいいタイミングで、引き継ぎが果たせました。

 

今度のウェーダーは、色違いのチャコールグレイカラーにしました。

(他には、これまで愛用していたクラウディーグレイカラーが展開されています。)

このウェーダーも、これからの数年間、雨の日も、雪の日も、風の日も、暑い日も、川や海、湖でたくさんの時間を苦楽共にできればうれしいです。

 

釣れる時間も、釣れない時間も。

ウエーダーの果たす役割には変わりありませんからね~。

 

 

4年振りに新調した新しいウェーダーの「穿き心地」もまた気持ちがいいもの!

気分一新。

⑨

水の中を歩くのって、楽しい!

引き続き、生地に水を馴染ませつつ“川歩き”を堪能したのでした。

 

RIVER-WALK Vol.3もどうぞお楽しみに!

自然の神様とヤマメが結んだ桜の掟。

岩手県から宮城県へと縦断する東北随一の大河は、弓弭の泉(ゆはずのいずみ)を水源を持ち、太平洋に注ぐまでにおおよそ250kmの流れ。

⑤

新緑に覆われたラグーンを掻き分けること、目に入るその清流は河口から200km以上先の本流の中流域。

カワセミが紺碧の羽を休める瀬の音に耳をすまし、静寂に埋もれるわずかな動きを察する。

⑥

北国の初夏、一貫する冷涼な流れ。

この早い瀬の連なりが、今回の舞台だ。

 

 

『川歩きを楽しむ本』として人気のRIVER-WALK誌の取材に行ってきました。

そうそう!あの釣りクマが目印のあの本です!

現在Vol.1 Vol.2の2冊が絶賛発売中で、今回の取材は第3号、Vol.3の取材でした。

 

「釣れない確率は9割で、釣れる確率は1割でしょうか。」

本流の初夏の清流サクラマスー。

恐れ多くも編集長ご本人を目の前にして、事(取材)の前に言い放つ。

たった1割の可能性に、己の釣りをすべてを出し切るという信頼を込めての約束の意味の言葉だ。

サクラマスを追い続けること25年、根魚釣り同様の熱量でこの釣りもまたサクラマスの海とサクラマスの川で積み重ねた修練を、いっそのことぶつけてみようという前向きな考え。

 

 

重ねるようだが、情熱はいつも報われない。

これでもか、というくらい打ちのめされるかもしれない。

が、これぐらいの覚悟なくして、かの存在の前に立てやしないというのも私は知っている。

サクラマスとはそんな魚だ。

釣技以前に、志あくまでも高く。

いつもそこに釣竿ひとつで向き合う「魚との関係性」に醍醐味を感じているから、長く釣りを続けられてこられた。

 

2018年6月。

⑥ー2

その時はやってきた。

太く、力のある瀬に閃光が走る。

 

 

絶対に君を離すものか。

一本の釣り糸で結ばれたこの運命、俺は必ず引き寄せてみせる。

 

 

 

 

その大きな銀影は、瞳の中を泳いでいた。

⑦

炸裂する歓喜は心の中、あくまでも冷静を装う。

その化粧は、淡い桜色と緑色の彩りがシルバーメタリックの下に秋を待っていた。

憧れ、恋焦がれた貴女の目前。

今だけは特別に、かっこつけさせておくれ。

 

 

 

考えてもみてほしい。

少し前までオホーツク海を泳いでいた魚が、水無月の冒頭にはみちのくの清流にたどり着いているという摩訶不思議を。

北海道沖を通り、青森県沖を通り、岩手県沖を通り、宮城県沖から故郷の川の匂いを嗅ぎ付け河口から川に入り遡上。

そしてまた岩手県内陸部に位置する上流にまでUの字を描くように折り返して突き進んでいく、というこの現実を。

生まれた場所はこれから先の未来、終焉の地にもなるこの魚の生き方に貴方は何を想い重ねようものか。

 

 

 

遥か昔、山に棲むヤマメは選択肢を委ねられた。

サクラマスとなった者には故郷に居残った者以上に大きく育つ資質が授けられた。

それはそれは、眩いほどの美しさで。

圧倒的な存在感を示す姿へ変貌を遂げることが許されたのだ。

 

ときはめぐりー。

わずか25年前、少年だった俺はそんな君に憧れの気持ちを抱いてしまったんだ。

 

 

 

しかし、運命とは過酷なもの。

サクラマスへの昇華と引き換えに命の短縮という宿命も、ヤマメは背負わなければならなかった。

古(いにしえ)の神は例外を許さなかった。

それが遥か昔、【自然の神様とヤマメが結んだ桜の掟(おきて)】なのだ。

 

あまりにも高貴で、あまりにも切ないその物語に、私はただただ傍観者(ぼうかんしゃ)としてしか関わることができない。

だから、せめて書き手としてサクラマスという魚の「命の使い方」の切実さをしかと伝えたいという衝動に駆られ、釣りを通した形でサクラマスのことをよく知らない釣り愛好家達にも、豊かなイメージを膨らませてもらえるよう写真で毎年、大切に紹介しているのはそのため。

 

 

今日もまたあなたの近くの海や川でサクラマスたちは生きている。

残された時間には限りがある。

酷な話、余命とも表現できるそれは散り際の美しさを、婚姻色という桜色で体現する。

「桜の咲く時期に故郷の川に帰ってくる鱒」という前向きな意味の影には、桜色の婚姻色という“死に化粧”を纏う鱒という極限までの切なさが私の心をどこまでも駆り立ててならない。

日照りの渇水や雨の濁流に巻き込まれ、それでも今日もまた上流を目指して泳いでいく桜鱒たちがここに存在しているというこの奇跡を、皆さんにもっと知っていただけたら純粋にうれしいな、とー。

⑧

道の奥=みちのくを貫く早瀬で迎えた旅の始まりと終わり。

川歩きを楽しむ本「RIVER-WALK」誌が2015年から追い続けた北の上の物語。

 

弓弭の泉(ゆはずのいずみ)から流れ出た雫はやがて大きな流れとなり、太平洋を目指す。

それが奥州・岩手県は北上川。

完結の地で出会った水の旅人の貴女。

⑨

⑩

貴女の名は……サクラマス!!

RIVER-TIME.~悠久の流れ、川時間を愉しむ~

①

視線の先、一本の糸で繋がるその相手はサクラマス。

 

威風堂々。

②

山(グリーン)と海(ブルー)を繋ぐ、“水の旅人”とわずかに繋がれる至福の瞬間。

 

 

サクラマスを釣るー。

山のものと海のもの、二つの気品と神秘に満ちた幻影は、いつの時代も釣り愛好家に果て無き夢をみせてくれる存在です。

時に難攻不落となるその大鱒は、私たちの手の内など軽く欺き(あざむき)、何事も無かったのようにひたすらに上流へと突き進む。

 

一人の釣り人が生涯を通じてサクラマスと出会える回数にはおおよその限りがあるように思えます。

でもそれは残念なこと、ではなくて“凄い”ことなのです!

桜鱒。 それほどまでに、それほどまでの、この【魚】。

 

だから人々が「憧れ」と称すその存在はひとたび手にすれば、なにびととて底知れぬ歓喜が沸き上がるに違いありません。

海で、河で、湖で。

②ー2

志をともにする者各々にこの瞬間を夢み、想いを馳せて挑むかの魚。

 

 

 

 

いずれも本日ご紹介している写真は今年4月、“川歩きを楽しむ”人気本「RIVER-WALK」取材中のワンシーンです。

 

RIVER-TIME.

 

次なる舞台は初夏の早瀬。

③

心、おもむくままに。

④

もう一度、無心になって川時間を遊び尽くす。

 

 

悠久の流れに身を潜める銀影。

⑤

その名は……、サクラマス。

雑誌「SALT WATER 2018年 7月号」発売

★プロズワンからのお知らせ★

5月21日(月)、雑誌「SALT WATER 2018年 7月号」(地球丸)が発売されました。

 

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佐藤文紀

 

 

 

ぜひ、ご覧くださいませ。