ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

2017年冬。デプス×プロズワンコラボワーム新色テスト釣行のとある一日。

この日は来春リリースのデプス×プロズワンコラボワーム新色テスト釣行です。

テスト釣行

デプス×プロズワンコラボレーションワームの特徴には『釣れる魚が平均的に大きめの個体が掛かりやすい』というメリットがあります。

好評頂く中で「デッカイのが釣れます!!」というお声は日頃多くいただくのですが、ワームを構成する素材の伸縮性や硬さなど、大きめの個体が好むワーム質感ってのはやっぱりありまして、そういうことを私たちは長年の経験から知っています。

そのことを狙って作り込んでいっているのがこのコラボアイテムの数々なんです!

誰にとっても、平均的に「サイズを選んで釣りやすい」というメリットは実釣上うれしい限りの性能です。

そんな機能が与えられて今日ここにロック専用として誕生しているのです。

又、「これまでバス釣りしかしたことがありません!」というルアーアングラーさんにとっても、バスの釣れにくい時期にはお手持ちのバスタックルで海の魚を楽しんでいただいたり、これを機に海釣りが身近になってくれましたならうれしいです。そんな新しいキッカケ作りにもなるアイテムだと思います。

 

 

そこで新色です!

新色候補は実のところ初回カラー5色と一緒に初期から開発を進めていたものもあり、そんな色に関しては以前から決定していたのですが、このシリーズが初めて登場したときにはとりわけ全体の生産量が多いことが予想されたため、カラーを5色に絞ることで供給の安定化を図り、残りのカラーは来年度追加カラーとして後に回していましたが、2018年4月に新しいアイテムと共に新色も仲間入りしますので、今日はその最終局面のフィールドテストにやって来たというわけです♪

試作を作るたびにワームの流し方も修整を重ねたり試行錯誤はしているので、毎度毎度プロトはいろいろ改良してあります。

素材毎に色出しサンプルがあるので量産時の素材をどの素材にするかの検証をおこなうのが目的。

結局のところワーム1色ごとにたくさんのプロト量になるので、その違いを実釣の場で明確にするためにもフィールドでの検証を重ねつつ最終的に一つに集約しなければならないんです。

メーカー内での仕事はもちろん、実釣でなければ分からないことはフィールド検証。

フッキング性能と針持ち(耐久性)の焦点を見出す作業などはその典型的な例になります。

こういう作業もとても大切にしています。

ワームが硬いと針持ちは向上しますがオフセットフックを使用したリグではフッキング性能は落ちます。

ワームが柔らかいとフッキング性能は向上しますが、その代償としてワームの耐久性は下がります。

1パックあたりのワームの入り数と値段のバランス感覚も大切です。

これは当たり前のことなので、その妥協点をどこに設定するかもアイテム毎に決めているんです。

アイテム毎に用途も異なりますしね。

ワームの硬さとフッキング成功率の因果関係。あとは1本のワームの針持ち耐久性。このあたりはエンドユーザーが直接感じるレベルのフィーリングになってきますから、釣り人感覚を持っていなければ、いくらメーカー人とて務まらない領域。

開発にはメーカースタッフはもちろん、様々なアングラーにも協力していただいています。

それだけにそれぞれの立場からいろいろなお話が集まってくるわけですが、先述したように商品化にあたる際のこの“見極め”を間違うことは許されないため、最後の最後は私自らの経験を持ってして判断しています。

それと、本日のテストにはまったくもって関係ないのですが、個人的には2017年度釣り納めを兼ねています(笑)。

 

 

1投目からすぐ来ました!

①

今日は、アイナメ釣りが目的です。

スパイニークロー3.5インチの「ロックベイトシュリンプ」カラー。

②

ロックベイトシュリンプはアイナメやアカハタに効果抜群です。

赤系ワームにとりわけ反応が良い種類の根魚狙いでそのカラーローテーションに加えられます。

 

 

2投目もまた釣れます。

 

3投目でもまた釣れます…。

 

3尾目のアイナメを釣ってもワームが引きちぎれず耐久性も良い具合です。

 

3連続ヒットしましたが、もちろん適当に投げて探るのは効率悪いので目で投げるべきポイントを決めてからルアーを撃ち込んでいます。

本日は水深5m~7mラインのシャローをピッチングで撃って、そのフォーリング中にバイトさせる感じです。

探る釣りはしないので、1点に撃ち込んでそのキャスト中に魚を1尾釣るイメージでやっているので、展開は非常に速いです。

ロッドはロックトランジットヘビーライト。ヘビーライトは言わずもがなシューティンウェイブラインドサイトの兄弟分なので、キャストはバシバシと楽に決まります。

アキュラシーキャストにこだわる方には、おすすめの1本です。

 

さて!

ルアーを投げいれるところは偏向グラス越しに見て「ここ!」という場所に的確にリグが入るようにしています。

キャスト精度がモノを言う、昔ながらのアイナメ磯撃ちスタイルです。

③

スパイニークロー3.5インチの「グルーパーオレンジ」。

グルーパー=ハタ用カラーですが、♯03ビジブルチャートオレンジで「色が強すぎる」状況で活躍するカラーです。

ご覧の通り、ハタにとどまらずアイナメ釣りでも威力を発揮してくれる、色の濃さ(トーン)を落としたオレンジ系カラー。

④

冬ということでプランクトン濃度が下がり水の透明度が更にあがってくる今時期のアイナメ釣りには有効に使えると思い、持参しました。

写真が物語る通りアイナメもよく釣れますが、ハタゲームで多用するカラーなのでキジハタ・アカハタ狙いの方にはぜひどうぞ!

 

 

他にもカラーはたくさんあります。

ウィードカモフラージュに、ケイムラキビナゴフラッシュ、青金イワシにオオモン金黒フラッシュ…ここでは全部ご紹介しきれないですね。

ワームの色って最終的には個人の好みが大きく反映されてしまう分野ですが、共用できるような微妙な色を数多く作ってラインナップしてもユーザーを必要以上に迷わせてしまうことにもつながってしまいます。

ですので、「代用のきかない」必要な色に絞ってカラーリングは決めています。

 

アイテム毎に採用しているカラーリングも特定の地域だけで集中テストを重ねていてもあまり効果の具合が判断できないため、全国規模でのフィールドテストを必要とします。

それだけにこの共同開発作品における私の成すべきは、総括役として日本のロックフィッシュゲーム全体を公平な目を持って判断する必要があるため、そこだけは常に肝に銘じています。

その範囲で、ときにはご当地の釣りに精通した方々にモニタリングテストをお願いすることもあり、そういった意見が製品に反映されるケースもまたあるのです。

 

 

幸いにも当日はアイナメがたくさん釣れました。

海域にもよりますがオオモンハタやキジハタのように1日投げ倒して1発アタリがくるか来ないかのような希少魚を相手にする場合にはわずかなチャンスを確実に引き出してくれるかものかどうかを見極めるテストをすることもありますし、アイナメのようにサイズ1本に絞らなければある程度の数釣りも見込める場合には数釣ることで判断に至るテストもあったりと、求められるテスト内容はいろいろありますので、今日はまさに後者のテスト。

魚がよく釣れてくれて助かりました。

⑤

持ち帰ったデータを元に適正な値を割り出し量産指示へ工程は進みます。

ラメの形や大きさ、配合密度、色の出し方等までも細かい部分までこの製品に関してはひとつずつ判断と決定しなければなりませんので実のところ大掛かりな仕事を最終的に背負ってこなしているのですが、コラボアイテムは共作のデプス社さんも開発サポートしてくださるのでとても助かっています。

デプスの技術にプロズワンのロックフィッシュノウハウが融合して誕生しているのが、ジャンルの枠を超えたこのプロジェクトの取り組みです。

人知れず、こういった地道なテストが日々繰り返され最終的にひとつひとつの製品に仕上がっていくのです。

 

ほんと、手間隙かかっているんです(汗)。

 

 

テスト結果は上々!!

個人的にも、良い釣り納めになりました。

⑥

それにしても当日はスパイニークロー3.5インチとデスアダーホッグ3インチは大アタリ。

すべて開発中の新色プロトカラーによる釣果です。

 

デスアダーグラブやデスアダーカーリーのプロト他いろいろあるのですが、この日はスイミングアクションへの反応が乏しい日で、デスアダーホッグ3インチとスパイニークロー4インチのロングフォールの釣りにアタリが集中したので、またひとつ海の中は季節が進んだようです。

⑦

今年も残り少なくなってきました。

皆さんも良い釣り納めを迎えられますようにー。

 

 

この日のタックルです。

ロッド:ロックトランジットRTC-702H”ヘビーライト”

リール:エクスセンスDC-XG

ライン:シーガーPE X8  2.5号

リーダー:シーガーグランドマックスFX 5号

シンカー:カルティバブラスシンカー1oz、クランクシンカーSP 17.5g

クッションビーズ:ロックンビーズソフト

フック:ツイストロック1/0、2/0、岩礁メガトンロック♯1、1/0

ルアー:デプス×プロズワンコラボレーションワームプロト色々

偏向グラス:ZEALOPTICS ENZO

偏向レンズ:TALEXトゥルービュースポーツ

 

 

なにかのご参考になれば幸いです。

ロックトランジットの在庫と次回入荷スケジュールのお知らせです

12月も一週間が過ぎまして、早いもので2017年も残り3週間ちょっととなりました。

釣り場で体感する寒さも、身にこたえる季節です。

①

秋の訪れが早かったこともあり、今年の冬は例年以上に冷え込みが厳しいですね。

 

 

さて!

本日は釣り竿の在庫状況についてまとめましたのでお知らせです。

参考にしていただければ幸いです。

 

ロックトランジットRTC-922EXH“ロングベイトキャスター92” →在庫あり。

 

ロックトランジットRTC-822EXH“スキップツー” →初回入荷分完売。

10月リリースの初回入荷分完売になりました。前作シューティンウェイSWC-802EXHスキップランが入手できなかった方には朗報の機種ということで注文が集中したためと思われます。

RTC-702Hだと短い、RTC-922EXHだと長過ぎるという方にも使いやすい中間レングス。

オカッパリで万能的に使える8ftクラスです。

旧作より2インチだけ長さがアップしております。

シューティンウェイシリーズでもSWC-802EXHはオカッパリユーザーにとても人気を博しましたので、その印象も少なからずあるのかなぁと思います。

現在、第二回目分が入荷中なのですが既に売約済みでの荷受となっているため注残としてご予約いただいていたお店様には今回分で確実にお届けできるのですが、在庫が過分に余るくらいはないため、次回のフリーの入荷は2018年4月下旬になります。

現状、メーカー在庫完売・代理店在庫も完売になってしまっているとのことです。

今は店頭在庫のみとなっているかと思われます。お探しいただいている方で店頭でお見かけしましたら、もしお急ぎでいらっしゃいましたら、そちらの製品をお求めくださいますようお願いいたします。(売れ切れになり次第、来春までの入荷はないかと思われます。)

 

ロックトランジットRTC-702H“ヘビーライト” →在庫わずか。

スポット生産限定品の機種につき、本来は年1回の生産計画だったのですが、予想を上回るオーダーに初回生産分では対応できず、2回、3回、4回…と予定外の増産対応させざるを得なく、結局のところ今年は4度生産しました。

年1回の生産機種のはずが4回も生産することはまさに異例の対応で、材料集めに多大な労力が必要だったこともあり工房にはかなり無理をさせてしまったのは反省です。

もともとRTC-702Hは「スポット生産限定品」につき、常時お作りしている機種ではございません。

今年一年で緊急増産対応したため、来年上半期の生産計画は今のところ予定しておりません。

ご入用の方は今流通している在庫及びメーカー及び代理店在庫が僅かながらあるうちにお求めいただけるようお願いいたします。

(売り切れ次第、現状では少なくとも来年上半期までの入手は困難になるかと予想します。)

 

ロックトランジットRTS-902MH“ロングスピンキャスター90” →完売。

本年度生産分すべて終了、同時にメーカー在庫、代理店在庫ともに完売にいたりました。

ご好評いただき、今年度もありがとうございました。

現状、店頭在庫あるのみ入手可となっております。

次回入荷は2018年4月下旬の予定となっております。

 

ロックトランジットRTS-902MH“ロングスピンキャスター90”グランドリミテッド90 →完売。

オリジナルモデルのRTS-902MHから派生した特別仕様です。希少素材を使用したファクトリーチューンドモデルの限定モデル。

昨年7月のリリース時より人気を集め続けるハイグレード仕様でございますが、今のところ次回の生産計画は未定です。

オリジナルモデルの機種が増えてきていることに加えそれぞれの生産数が増えてきているため、工房にはかなりの負荷がかかっており、別途の特別仕様の製作まで作業が追いつかず、

生産スケジュールと希少素材ゆえに素材の確保も同時に安定しにくいため、です。

キラキラと輝く4軸カーボン素材は鑑賞しているだけでも実に美しいものですが、この機種に関しては希少素材を採用しておりますため、供給量と限られた期限内に加工してしまわないとならないという難しさゆえに安定供給は困難で、それゆえファクトリーチューンドモデルとして作れた分(=素材確保ができた分)だけ通販でお届けという形態をとらせていただきました。

事情をお察しいただければ幸いです。

同じようなスペックをお探しの方でしたら、その際はオリジナルモデルをご検討いただければ幸いです。

 

ロックトランジットRTS-962H“ロングスピンキャスター96” →2018年5月GW前後でリリース予定。

約5ヶ月先のことですので詳細スペック・価格はもう少しするまではお伝えできないのですが、日本の海でハタ、ソイ、アイナメが釣れ盛る「6月」に間に合うよう生産計画を立てております。

6月~7月はキジハタ、オオモンハタ、クロソイ、アイナメ、ベッコウゾイ狙いにはとても良い時期で、アカハタも6月からは本格的になっていく頃ですね。

 

ロングスピンキャスター96は、開発に丸3年以上を費やした弊社はじまって以来の問題児(?)にして、ヘビーロングスピンの決定打。

この竿で一番扱いやすい14g~40g級のリグ&ルアーならスイミングとボトムバンピングが1本でできるよう両立させるのが課題で、これを両立させる調子に持っていくのがとても難しかった作品です。

40gオーバーも平気で振り切りつつ、7gとかも普通に投げることができます。

キャストウェイトの対応幅も、とても広い竿です。

実釣テストでは適正キャストウェイトを超える50gオーバーのヒラマサ用スライド系ペンシルベイトを磯からフルキャストして大遠投し沖を回遊していたシイラをバンバン掛けてパワーファイトもこなしましたが破損に至るような不安はありませんでした。

PE1.5号が巻いていれば70cm級までのワラサ、50~60cm程度のマダイであれば磯で難なくファイトできます。一般的範囲でのロックフィッシュロッドですので、専用ショアジギングロッドまでとはいきませんが、そんな強靭さも併せ持った1本です。

この機種はオオモンハタやキジハタを釣るために磯から35g~40gジグヘッドリグを大遠投してスイミングするのも、磯からアイナメを釣るのにナツメオモリ10号(MAX12号)やタングステン42gシンカーのヘビーテキサスを大遠投してリフト&フォールしたりボトムバンプするのも両方のスタイルを「この1本」で可能としています。

同じロックフィッシュゲームのカテゴリーにあって、オオモンハタとアイナメでは『片や典型的なフィッシュイーター』、『片や食性が多義に渡る雑食魚』ということで、捕食形態の違い=釣り方があまりにも違うため、通常はハタロッドとアイナメロッド、竿の調子が別々になってしまいがちですが、同じ日本の海を釣っていくなかで竿1本で統一できる性能もロックフィッシュロッドにおいてはその極みであり、「どうしても南北の海を1本で無理なく対応できる竿が作りたくて」、それをヘビーロングスピンでも実現させるために開発が長期に至った理由です。

当時、まだ定義づけが確立していなかった「ロングスピン釣法」という概念を自身、一から構築しながら作っていった未来志向の意欲作ロッドにつき、こだわりの部分と技術的な部分の融合には非常に多くの時間と労力を割きました。

ゼロから構築していくのには半年や一年程度の積み重ねではとうてい無理があります。

シューティンウェイを開発したときは1.5年~2年少々費やしました。

ですが、このロングスピンキャスター96は1機種にもかかわらず3年も要しました。それは「ロングスピン釣法」という概念自体も新しい取り組みだったため、これまで作ったプロトロッドの数は10数本にも及び、精神的にも挫折しかけたほどこれほど難しい領域の竿は私自身も初めての経験でした。

 

■ジグヘッドリグのスイミング調子に特化してしまうと荒磯のアカハタやアイナメ、ベッコウゾイの釣りはできなくなる。(ティップが入り過ぎるため、根へのスタックが頻発して釣りにならない。)

■テキサスリグ&ジカリグのリフト&フォール調子に特化してしまうと中層~上層を回遊しているオオモンハタや中層まで浮いた状態でフィーディングしている最中のキジハタの釣りはできなくなる。又、中層にサスペンドしている“でかクロソイ”にも対応させずらく必然として無理が発生する。(ティップが硬すぎて魚のアタリに追従し切れず、せっかくの貴重なバイトを竿調子のせいで弾きまくってチャンスを逃してしまう。アタリを乗せられないジレンマに苦しむ。)

 

なので、硬すぎてもダメ。柔らかすぎてもダメ。

ハタロッド(ざっくりと分けるとオオモンハタ・キジハタ・クロソイ)とアイナメロッド(ざっくりと分けるとアイナメ・アカハタ・ベッコウゾイ)の違いを把握しつつも両者がクロスオーバーする微妙な“さじ加減の領域”に中心軸を取った竿を今回も取り組む必要がありました。

ないものを作る。

実に3年を費やした理由です。

根魚1魚種ごとの「習性の違い」を理解を重ねることで、その結果でしか行き着けない竿作りの領域って本当にあることに起因しています。

仮にスピニングロッドだけでも今日遭遇する様々なオカッパリゲームを広くカバーできるような夢のような根魚ロッドは作れないものか…と試行錯誤を繰り返し開発者精神が燃えに燃えた熱き3年間でした。

 

ロックフィッシュゲームにおいてオカッパリならベイト1本にスピニング1本の計2本で1セットというのが理想であり、むしろそうであった方が釣り場でのメリットが多いものです。

そもそもベイトタックルは精度ありきのスタイルなので至近距離での精密な釣りが得意であり、スピニングは持ち前の遠投能力は力量を問わずにそばにあるだけでも安心感がありますよね。

 

しかし、ルアーを投げる飛距離こそが釣果に一番に直結することが明らかなシチュエーションのオカッパリポイントでなおかつ2タックルは持っていけない場所であれば…私の選択は今ならこのロングスピンキャスター96に託しています。

「この竿があれば、とりあえずは何とかなるー」。

ロングスピンキャスター96は、まさにこのようなロッドになっています。

 

できるだけ早いタイミングで詳細情報をリリースできるよう調整中ですが、ご入用の方はこの冬の間には製品情報をリリースできると思いますので、公表され次第、お早めにご予約されることをおすすめさせていただきたいです。

(こちらもRTC-822EXH同様、リリース時に一度に人気集中して初回生産分は一気に完売してしまう可能性も考えられます。)

尚、今月21日にお目見えするDVD劇中でも、最終プロトでの実釣模様がご覧いただけます。

必要な硬さと必要なしなやかさを両方併せ持った、美しい曲がり(キャスト時、魚とのファイト時)が自慢のロングスピンロッドです。

 

 

ロッド在庫・次回スケジュールに関しまして以上、お知らせでした!

 

 

最後の最後に、ちょっとのまとめです。

 

これらご紹介させていただいているプロズワンのロッドといえども、言うなれば、その存在はたかだか一本の釣竿に過ぎません。

現代社会において釣り竿は漁具ではなく、趣味の道具です。

釣り愛好家からしてみればとても大事な道具である一方、釣りをしない人々とっては釣り竿は無縁の存在であり、その人生においても不要な存在でもあります。

つまりは現代社会人が生きるための生活必需品ではない世界のモノでありながらも、私たちはその一本一本の釣竿を大切に思い、時間をかけて開発し、質を保ち、焼きあがったブランクに念を送って組み付けしていきます。

うちのロッドは作るのに4ヶ月を要するものです。(すごく時間と手間がかかっているんです。)

シューティンウェイも、ロックトランジットも、決して安価なものではありませんから大量生産、大量消費を目指す製品ではありません。

それは、のちに手に取ってくれた一人ひとりの持ち主様(釣り愛好家)の未来がかかっているからです。

 

少し想像してみてください。

供に歩んだ時代を物語る気品に満ちたフライロッドや使い込まれた古いトラウトロッドを額縁の端に添えて写真を撮る、渓魚の美しいこと。そして輝かしいことー。

イワナやヤマメと出会う非日常空間なんて、なんと素敵なことでしょう!

里川や深い森の中で出会う、川のなかに泳ぐ宝石のような存在なんです。

 

更に難易度の上がるイトウやサクラマス、オショロコマやミヤベイワナと対面する瞬間なんかはその極みですよね。

なにびとも、そう簡単には釣れない、出会えない。

だからこそ、憧れが募り、夢をみる。

仮に、もしもそんな希少な魚と出会うことができたのなら、またとないその瞬間の躍動を、風景をカメラで切り取りたくなる…。

そしてカメラを構えたときにハッと気づく、「魚」という主人公の色をさりげなく引き出す名脇役的な存在を演出できる釣り竿とは…こういうことなのか!と、いつの日か感銘を受けた経験豊かな釣り人の皆さんは、さぞ多いことでしょう。

それをロックフィッシュの世界でもさりげなく演出できないものか?という想いから、強すぎず、弱すぎずのギリギリのところをついた配色・デザイン面にまで配慮されてプロズワンロッドは開発されています。

そんなトラウトのごとく、淡くも雅な美しさを醸し出す、海のロックフィッシュ=根魚たちと過ごすかけがえのない時間を演出してくれる個性豊かなプロズワンの印が捺されたロッドたち。

そのどれもが不思議な感覚を持って生まれてきます。

 

いつの日か、釣り場で巡り会う血の騒ぐような至極の体験のために。

オーナー様(持ち主様)と感動を共有できる釣り竿であってほしいと、そんな夢と情熱と想いを込めてお届けしています。

 

あなたさまの釣りにマッチするような釣り竿がもしもこの中にありましたら、なにかのタイミングで、人生のひとときを彩る良きパートナーに迎えいれてくださったらうれしいです。

 

よろしくお願いします!

寒の海にも向き合って。

好評いただいているワーム、来年度追加になる新色などもテスト中です。

ワームの色味って、色によって塗料が異なるのでその配合比率によって素材全体の硬さが変わり、その硬さによって動きのピッチにも差が出てしまうのでシリーズとしての「トータルバランスを調和」させることがフィールド作業における私の最大の役割。

試作品の取り扱いとその見極めはとても難しいもので、釣る側ではない「作る側」は、そういう観点で見ますし、そうでないとなりません。

微妙なところを“つく”のは、長い積み重ねの経験がないと出来ないことなので、実はとても難しい作業であり判断なのです。

常時たくさんのアイテムの検証・フィールドテストをしていて、どれも識別番号で表示しているのですがそれでも数が多いと混乱しそうになるのですが、こんな地道かつ地味な作業が最終的には製品に息づいています。

ほぉーんと、とっても地味なんです。

 

①

このアイナメは表情がとてもよかったので、思わずシャッターをパシャリと。

 

魚の活きの良さは目に一番にあらわれます、ね。

 

釣魚の魅力は全長の大小がすべてではなく、その魚のかっこよさや表情まで大事。

わずか数十秒の対面でしかありませんが、その貴重な瞬間こそ被写体を美しく撮るのも魚釣りにまつわる習得したい技術のうちです。

野生魚のエッジの効いた精悍さを切り取った写真なんぞ、思わずビビビ!ときます。

 

こちらのモデルは、アイナメの若魚。

 

人間にも若者に未来があるように、若魚には将来性があります。

一部内部構造を変更し新しく打ったプロトカラーを咥えたアイナメの若魚、「将来のビックフィッシュとの再開、を心待ちにした心情」を切り取った一枚です。

未来に届く、ジグヘッドのプロトタイプ。

今日の本題はこちら、【ジグヘッド】のお話。

ジグヘッドプロト

久々に長編にしてみました!

ジグヘッドについては詳しくは…のちほど書いています。

 

11月下旬ということで寒さも増してきまして各地、雪の話題が多々出るようになり暖流ロックゲームの各種ハタ類から寒流ロックゲームのアイナメ・ソイ・カジカ類にロックフィッシュゲームのハイシーズンの釣況が切り替わる季節になってきましたね。

とはいえ、四国以南では意外と12月や1月でもオオモンハタが釣れたりしていますので、場所と水温次第ではまだまだ狙える地域は点々とありますのでハタ狙いのロックフィッシュアングラーの皆さんは引き続き、良い釣果に恵まれますよう狙ってみてください。

「うれしい気持ちにさせてくれる、貴重な1尾」と出会えますようお祈りしております。

 

さて!

10月を過ぎると、伊達(だて)や室蘭(むろらん)あたりではトウベツカジカ(=ケムシカジカ)がよく釣れますね。

なんと言っても、北海道は日本における海産カジカの本場です!

本州ではお目にかかれない種類や数の多さ、その最大サイズに至るまですべてが魅力的。

ケムシカジカ①

海産カジカ類を狙うとき、ただ釣るだけが目的であれば4~5インチ程度のホッグ系ワームのテキサスリグで海底をズルズル引きずってくるだけでも十分釣れたりするのですが、せっかく貪欲な食性をみせるカジカ相手ですから、いろいろな模索も楽しいものです。

例えば、写真(↑)に出ているこのケムシカジカの場合には北海道ではスピナーベイトのスローローリングやディープクランクのニーリングでも釣ったことありますよ。

スピナーベイトは、底質の切り替わるエッジをスローロールでゆっくりと。

ディープクランクは、好物のトゲクリガニをイメージして浅瀬の砂地ボトムをゴリゴリとリップを当てて巻きます。ディープクランクとはいえ本来は淡水域でのブラックバス用のルアーですから、海水の比重と海ならではの深さもありますのでルアーがボトムノックしにくいのならルアーのベリーに板オモリを張ってルアーそのものの浮力を抑えてあげるといいですね。

ルアーの動きはおとなしくなりますが、姿勢が安定しリップが海底に当たりやすくなるチューニング方法の一つです。

それでも潜行レンジが物足りない場合にはディープクランクのヘビーキャロライナリグにするとルアーがボトム付近に確実に届きやすくなります。基本的には砂地に根や海藻が点在する海底が狙い目なのですが、あまりに根や海藻が多い釣り場だと……シンカースタックとリップの突き刺さり、トレブルフックの障害物との干渉で頻繁に引っかかるようになり、リグ全体のロスト率も高まるのでこれが意外と操作が難しい!  投げる際もタラシを十分に取ってタイミングよく投げないと絡みやすくなります。

あとはクランクベイトを岸壁のキワをかすめるようにトレースするのも、際に張り付いているケムシカジカもいるのでこれも有効。この場合にはディープクランクだけでなく、ミディアム~ミディアムディープ潜行のクランクでも使えたりします。日が暮れればそのままクロソイもクランクベイトに喰ってくることも北海道の海ではそれほど珍しいことでもありません(でした)。

本当はこういう釣り、各地のみんなで本腰入れてやっていくと「気づき」も多くなり、それが新しい刺激を生み、昨今のマンネリ化したワームリグに偏ったロックフィッシュゲームに新しい風を吹かせるキッカケにもなるようが気がしています。

スピナーベイトにしても、ディープクランクにしても、それ単体でもう少し成果があがれば本来は釣り趣としても理想ですが、いずれにしてもそれぞれに釣り方のキモはちゃんとあって、要は「使いどころ」が大事で、少なくとも自分はそういうタイミングも少なからず知ってはいるのですが、現状ではおそらくあまり皆さん興味なさそうな感じがするので今回は割愛します(笑)。

ちなみにケムシカジカをきちんと専門的に狙うなら、北海道太平洋側の道南エリアが一番魚影濃いと思っています。興味のある方はケムシカジカ狙いで行ってみるといいですよ。本気でロックやっている方であれば一度は専門に狙ってみてほしいターゲットです。

 

話のついでに、道東に多いトゲカジカ(一般呼称はマカジカ。地方名:ナベコワシ=鍋壊しとも呼称。)相手なら、その昔はジャバロン140、160のテキサスリグをゆっくり巻いて釣る「ホッケパターン」が楽しかったこともあります。

かつて東北太平洋側の海では、メバルや海タナゴ、アイナメの幼魚(クジメも含む)などの“やや大きめの小魚”を捕食しているベッコウゾイやクロソイを狙うためのシークレットベイトとして個人的に使っていたのですが、これをそのまま北海道で使うと一番ハマったのはマカジカ釣りでのことでした。

事実、マカジカを釣りあげると40cm以上の個体なら20cmくらいのロウソクボッケ(ホッケの若魚)がまるごと1尾口の中に入っていたことも珍しいことではありませんでした。

ちなみに当時よく釣っていたマカジカは40~45cm以上がほとんどでしたので仮にヒットすれば大きいというのが、ほぼ確定。

数の多いギスカジカやベロ、シモフリカジカ、オクカジカなんかは手当たり次第釣れてしまっていても、相手がトゲカジカともなればこれはもう別格。

45cmのクロソイが釣れるよりも45cmのトゲカジカが釣れた方が個人的にはありがたみを感じ、(釣れる場所が限られているからレアなのです。)ヒットすれば素直にうれしい魚。

振り返ればなつかしい自己最大魚の3.4キロを筆頭に、3キロオーバーは何度か釣ったことがあります。これもトゲカジカの思い出。

海産カジカの種類は、アナハゼの仲間(アナハゼとアサヒアナハゼ)を除いては、寒流の効いている冷たい海に生息している根魚ですので、日本では関東以南や北陸以南の海では、ほぼ釣ることができません。

狙って釣るなら東北地方より北に行かなければ、出会えない魚です。

カジカの仲間は海の向こう側にもいて、北米大陸ではカリフォルニア以北の北の海にはやはり生息密度が高くなっていきます。カナダやアラスカは特にそうですね。

国内では、東北でのカジカは45cmまでしか釣ったことがありませんが、北海道に行けばカジカも50cmオーバーが出る可能性は高まります。(だからと言っても簡単に釣れるほどそう甘くはありません。)

カジカも3キロ超えてくると、ものすごい「重い引き」で引き寄せてくるのが大変です。

ホッケの若魚がトゲカジカに捕食されているお話はしましたが、ホッケのみならずタラの仲間のコマイがマカジカに捕食されているときも上記ワームがマッチ・ザ・ベイトとしてハマったこともありました。

コマイは道東から道北に生息密度が多いので、道東や道北で釣りをされる場合、カジカや大きなソイに捕食されていることも場合によってはあるので、ルアーセレクトの参考にしてみてください。

こういう釣りが道内フィールドでは楽しめるからうれしい♪

 

さて、ケムシカジカに話を戻しますね。

道内とは違って狙っても意外と釣れにくいのと釣れるサイズもあまり大きいのは掛からないものの、東北でもこの時期は場所によってはケムシカジカが接岸してきます。

ちょうど今時期がピークですね。

北海道ではトウベツカジカ、東北ではボッケという地方名がご当地では比較的一般的に通じているかと思われますが、いずれにしても「トウベツカジカ」と「ボッケ」、呼び名は違っても、同じ『ケムシカジカ』という種類のカジカのことで、個人的にはこういう容姿の根魚はインパクト大で大好きです。

余談ながら、トウベツカジカのトウベツの名前は日本海側の当別町のトウベツに由来するものでなく、太平洋側の道南トウベツ地区でよく獲れるカジカという意味が大元の由来なんだとすることをその昔、調べたことがあります。

魚の名前にも由来となる物事ってけっこうありますから、そんなところまできちんと調べていくとますます魚釣りの世界は面白いですよね。

普段は深い海に生息しているケムシカジカですが、冬が近づくと産卵のために沿岸の浅瀬に接岸してくるカジカの1種になります。

ケムシカジカ②

ケムシカジカを正面から見ると、悪くなったグレムリンみたいな風貌(笑)。

(だいたいにして…今の若い方! グレムリンって知ってますかー!?)

 

そして、メバルやカサゴもこれからが岸釣りでのサイズを狙いやすい好期を迎えますよね。

 

自身、学生時代に最も刺激を受けた日本産根魚は北海道道東部に生息するウサギアイナメというアイナメの珍種で、当時16歳(高校1年生)のときに学校の図書室で見た図鑑でその存在にあまりにも衝撃を受けたことが原点となり、それが原動力となり今に至るのですが、私の場合には特定の場所に限定して釣りしているわけではないため、国内外の多種多様な種類のロックフィッシュに触れ合う・知るということに最上の喜びを感じており、そのことを研究したくって今もこの根魚釣りを楽しんでいます!

私がこれまでに開発に携わってきた数々の釣具もその過程での見解を「ひとつの形」にまとめあげた言わば研究成果であり、作品です。

ですので、年間を通して釣る根魚の種類も様々。

釣りをしている理由は人それぞれだと思うのですが、私の場合には食味の良さや引きの強さとかは正直言ってしまえば…ほとんど関係なくて「根魚個々の特徴を研究(追求)していくこと」が第一目的なので基本、どの根魚も、基本まんべんなく愛着があり好きなんですね。

その中でも更にアツくなれるのは、希少な種類(滅多にお目にかかれない種類)と自分の美的感覚的に惹かれる何かがある種類の魚です。かっこいい容姿の魚だとか、色がキレイだとか。

それでいて、生息地が局地的だとか、狙ってもそう簡単には出会えない数が少ない種類の根魚ほど挑む価値は高いと判断し、その憧れは募るので、そういう魚に少しでも自分が近づいていきたいという気持ちが高まります。

結局は、「ただの魚好き」、「根魚好き」なだけなのですが、そんな中で、国内外の様々な根魚に出会う過程ではオフセットフックを使った各種リグと共にジグヘッドリグにおける釣りは、確かにその主軸の役割を担ってくれます。

 

その昔、小学時代はソイとかアイナメを釣るのには6ftのトラウトロッドに糸はナイロン2号(言うなれば8lb)、外国製のジグヘッド(針先の品質がよくなかったので自分でフックシャープナーで研ぐのが基本!)+どこのでもいいのでまずは4インチのグラブさえあれば、とりあえずそれで釣っていましたね、私は(笑)。

昼間はアイナメやベッコウゾイが当時はよく釣れましたが、これらは別に珍しい魚ではなく普通の魚であって、クロソイに関しては夜釣りでなければ滅多にお目にかかれないため、夜釣りはなかなか出来なかったこともあり、子供の頃は必然的にクロソイは憧れの魚でした。

話は戻りまして、当時のタックルですがジグヘッドを投げるときは、当然スピニングタックルがメインでした。(ちなみにベイトリールを導入したのは小学5年生以降。)

 

ベイトフィネス?

ロングスピン?

そんなものはありません。

昔の話ですので…(笑)。

 

ジグヘッドの重さは1/8oz~1/2ozまでが私が好きこのんで使っていたウェイトですが、なかでも1/4ozと3/8ozのフィーリングが最も好きで、竿が6ftのトラウトロッドだからベロンベロンと柔らかく、投げるとジグヘッドの重量で竿がぐらぐらとモタれたけれど無理やり1/2ozのジグヘッドまではブン投げたりはしていました。

 

(ちなみに、3/4oz以上のジグヘッドを投げるようになったのは8ftと9ftのシーバスロッドを手に入れてからの時代ですね。)

 

私のロックフィッシュゲームの創生期、つまり今から25年以上も前はトラウトロッドが愛用の根魚ロッドでもあった時代の釣り糸、つまりラインはですね。

こちらはナイロン2号(8lb)が好きだったのですが、あとの時代にナイロンラインよりもフロロカーボンラインがたくさんリリースされる時代になり、フロロカーボンはナイロンよりも根ズレに強くて、感度も良いと分かり、それでフロロ2.5号(10lb)と2号(8lb)を好んで使うようになった時代もありました!

当時はまだフロロカーボンラインが今ほどは浸透していない時代でもあったから(その後、バス釣りブームで一気にフロロカーボンラインが大人気に!)、クレハ化学工業のリバージとか、東レフィッシングのソラロームスーパーハードナチュラル等が主流でした。

時代に先駆けて出ていた優秀なフロロカーボンラインでした。

 

ちなみに20年くらい前にあったリバージの「頭文字=リ(R)」こそが、旧・クレハ化学工業→現・クレハ合繊が展開するフロロカーボンライン、そう! R18シリーズの「R」の意味です。

知っている人はあまりいないと思いますが…。(特に私より世代の若い方ですと。)

ちなみに当時のフロロカーボンラインは今の時代のものよりも硬いものが多く、全体的にバキバキでコイル(バネ)みたいな感じでもありましたよ。

昨今の改良されたフロロカーボンのしなやかさは当時では信じられないほど、素晴らしい進化を遂げています。

その時代に、2.5号のフロロカーボンは1/4ozのジグへッドを投げると、よくバックラッシュするんだ、って実体験でよく学びました(笑)。

 

基本“ジグヘッド使い”の私も、根がかりの多い場所ではスピニングタックルでもテキサスリグも投げましたね。今でいう「ライトテキサス」っていうスタイルですよね。

当時はそんなカッコいい言葉はなかったです(笑)。

その昔は確かウォーターグレムリン製のバレットシンカーがその売られていた中では主流だったと記憶しているのですが、外国から輸入されてきていたシンカーだったはずなのでシンカーの重さの割りにとても値段が高かった(輸入代?)ので、小学生や中学生の私にはおこずかいが続かないわけです…(泣)。

 

なので1個10円くらいで売られていたエサ釣りコーナーに置いてあるナツメオモリを糸ノコギリや歯の細かい方のノコギリで真横から切断して、簡易バレットシンカーを自作!

えぇ、こうなりゃ簡単な図工ですよね。

これなら安上がりの“外国由来のバレットシンカー”が数多く作れました(笑)。

当時のタックルは確かにお粗末だったけれど、この10年、15年の間に新しくロックフィッシュの釣りをはじめた人には想像もつかないと思いますが、もう20年以上も前はそんな時代もあったんです。

 

あれから更に20数年が経過した2017年の現在は、釣れる魚の数が減ってきたかわりに、どの釣りでもタックルが洗練されていきましたよね。

又、釣法の細分化も進んでいきました。

釣り道具が、とても進化したことを実感させてくれます。

 

そんな中にあって、いまだ自分も根魚釣りとサクラマス釣りには“熱量多め”のままでいるわけなのですが、ジグヘッドの釣りってやっぱりワームリグでは基本中の基本だと思っています。

テキサスリグよりもジグヘッドの方がセッティングも簡単だし、魚がバイトしたときの「針がかり」が良いのは機能上確実なんです。

なので今でもジグヘッドの釣りは得意であり、とても(個人的にも)こだわりがあります。

ジグヘッドプロト

だけど、簡単な仕掛けゆえに使いこなすのも実は難しいジグヘッドリグの世界。

奥が深いのです。

こちらの写真(↑)は私も開発に携わったジグヘッドのプロトで、もう少しするまで正式なお写真はお見せできない規則なのですが、とても良く仕上がりました。

値段があがるような装飾は一切しないシンプル構造のジグヘッドになります。

 

こちら、スイミングで使うにはとてもバランスが優れていて、真っ直ぐに泳がせる釣りでは実にもってこいの作品です。

ヘッドの形状的にはリフト&フォールさせるタイプではなく、リールを巻き続けて泳がせ続けることを前提としたスイミング特化型になります。

まずはレンジキープ力がこのジグヘッドの場合には必要で、それでいて「でかハタ」や「でかゾイ」のパワーにも対応する強靭な針強度も絶対必要!と、念頭を置いた強靭なフックが搭載されていますが、スムーズなフッキングを約束する針形状とそのまま突き刺さるストレートな針先は仮に針先が痛んだら、自分でシャープナーで磨ぐことで完全に針先がダメになるまで(あるいはロストするまで)使い続けられることも、このジグヘッドの価格帯では重要と考えて開発にあたりました。

 

付加価値のつく機能型ジグヘッドはその特殊機能ゆえに普通のジグヘッドより値段が高くなります。

そういったジグヘッドも必要です。特に今の時代には!

 

だけど、特別仕様ではない「普通のジグヘッド」の類もまた必要なのです。

 

その使い分けこそが大事。

 

自身も今、再燃しているスイミングの釣り。

昔よくやっていた「ジグヘッドの釣り」にもう一度、深く目覚めさせてくれたのはキジハタでした。

そしてスイマータイプの根魚であるオオモンハタの存在と出会い、“スイミング熱”も完全に再燃(笑)。

 

『この魚(オオモンハタ)とはいい付き合いができそうです。』

結果、その通りになりました。

 

その昔に馴染んでいたソイ釣りテクニックやアイナメ釣りテクニックがキジハタ釣りに生きて、そのキジハタ釣りから、かのオオモンハタの釣りにたどり着き、釣技が昇華していったなんて、夢物語は続くものだぁ~と、なんだかうれしい気持ちでいっぱいなんです。

 

 

まずはこちらのオーナーばり/カルティバ製ジグへッドですが、おそらく来年には発売になるかと思われます。

 

私の任務は完了していますが、量産するにしても来年の春くらいに出せればベストかと思うのですが、あとはオーナーばり社さんの工場次第(笑)。

 

釣り針メーカーが直々に作ったものですから、刺さりは言うまでもなくー。

テスト結果もとても良かったので、先月ようやく完成した最終プロトには「Go!」と太鼓判を押させていただきました。

 

来月お目見えするDVD劇中でも詳細はご覧いただけますので、ぜひそちらもチェックなさってみてください。

シューティンウェイコンセプト「ロックトランジットRTC-822EXH“スキップツー”」の出荷が開始になりました。

★プロズワンからのお知らせ★

 

新製品、ロックフィッシュロッド/シューティンウェイコンセプト「ロックトランジットRTC-822EXH“スキップツー”」が出荷開始になりました。

 

■ロックトランジットRTC-822EXH“スキップツー”

http://www.pros-one.com/rocktransit.html