ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

空を仰げば、地を見れば。

余談で大変恐縮だが、私の年始は久々に風邪をこじらせてしまい寝正月となってしまった。連日、高熱が続き病院で点滴を打っていた苦しい年初めから一転、その後の1月、2月は一層多忙な日が続く中、特に今月は年度末ということもあり、やたら忙しく正直、身体がまいりそうなこの頃…。

 

最近では当地も春の訪れを少しずつ体感出来るような雰囲気になってきた。

朝は相変わらず-2℃~0℃の低気温が続くが、日中には最高気温で7℃~10℃を超える日も出てくるようになり、1日の気温差が「10℃」も違うと身体もついていくのが大変ですね…。

皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

 

3月下旬という季節柄、空を仰げば越冬していた白鳥たちが編隊を組んで元気に飛び立ってゆくのを見かける。

空を仰げば、去りゆく美しき冬の使者たちの姿が。また会おう!

 

 

 

 

 

 

 

冬の訪れを告げてくれた美しき使者ともしばしの別れの季節だ。

 

一方、地に目をむければ小さな虫たちの姿も。先日は早くも蝶(チョウチョ)の姿もあった。

地に目を向ければ、ナナホシテントウの姿が。可愛らしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

写真は枯葉の間から若い緑の勢力が「今か、今か」、と“その時”を待つ隙間をチョロチョロとせわしなく動き回るナナホシテントウ(テントウムシ)。

 

命芽吹く春。生命が躍動する春は確実に私達の近くまでやってきているようです。

 

さて、釣りの方も―。

今月21日に発売された地球丸「SALT WATER」誌2012年5月号では巻頭グラビア8ページに渡り、過日・当ブログでもご案内した宮城県仙台湾のロックフィッシュ釣行の記事が掲載されています。

地球丸「SALT WATER」2012年5月号取材日は2月中旬。厳寒な真冬の海で海底の住人達との“粋”な駆け引きを存分に楽しんだ有意義な時間となった。ソイの仲間は総じて気まぐれで気分の浮き沈みも激しい性格の持ち主だが、それだけに常に一筋縄ではいかないところが釣り人の心に激しくも熱い、情熱の炎を灯し続けるのだろう。

海に向き合うこととは何なのか―。

私なりの指針を今一度、全身全霊の想いで体現したつもりです。

 

 

そして―。今月は東日本大震災から一年という大切な節目の月であり、亡き犠牲者の魂を追悼する一周忌であります。

幸いにも生き残ることができ、震災後も被災地に残った私達もまた新たな一歩を踏み出すためにも、一年前に起きてしまったあの出来事にもう一度真摯に向き合う誡めの月であります。

明けぬ夜がないように、この深い悲しみを胸に想い留め、それでもまた来たるべき新たな春の訪れを心から歓迎したいと思う、そんな今日この頃です。