ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

トップでストライパー!!と10年目を迎える本

アメリカ在住の日本人アングラー・ケンさんから釣果情報が寄せられました。

この日は湖にストライプドバス(ストライパー)狙いに。

ストライパーはアメリカに生息するスズキの仲間で、元々は海にいる魚ですが淡水順応力が高いスポーツフィッシング対象魚として知られています。

私の中ではニューヨークなどの東海岸に多い魚というイメージが強かったのですが、今では西海岸でも狙えるようです。

 

まずはご覧のようにストライパーに有効なトップウォータープラグをセレクトされたそうです!

ペンシルベイト、ポッパー、スイッシャーが並びます。

①

と、そこにストライパーのボイルが!!

少しでも遠投したほうが有利ということでシューティンウェイSWC-802EXH“スキップラン”でキャスト!キャスト!キャスト!

②

釣果はご覧の通り。スキップランでストライパーをグイグイ引き寄せてのランディング。

この日は40~50センチの群れにあったようで、トップウォーター炸裂の楽しい1日を堪能されたご様子。

「次はキングサーモン釣行です♪」とのこと。

海も、川も、湖も。

カリフォルニアのフィールドを熟知するケンさんはとにかく、一年を通じて釣って、釣って、釣りまくる凄い方なのです。

 

 

そして時は、日本。

かくゆう私は10月に発売される「ロックフィッシュ地獄10」原稿作業の真っ最中。

えぇ、毎度ながら締め切りがじわじわと迫りくる現状なのであります…。

 

ロックフィッシュ地獄といえば、年に一度発行のロックフィッシュアングラーのバイブルとなっている大人気誌ですが、今年でなんと10号!

 

「10周年」という、その記念すべきスペシャルな号を飾るのは、もう一つの“夢釣行”。

そうなのです!

なんと、あのカリフォルニアドリーム!「BS日テレ・夢釣行」のその続きこそが、今回の誌面。

 

番組劇中ではメキシコとの国境の街・サンディエゴで「バードサンドバス」、「スポッテッドサンドバス」という“2大サンドバス”の制覇を達成したカリフォルニアロック釣行。

その次なる舞台が今回のロックフィッシュ地獄10であり、その見どころとなっています。

③

場所は、ロサンゼルス。

8ftのベイトタックルと「ロングスピン釣法」用に10ftのスピニングロッドの2本態勢で挑みます。

 

ジャイアントケルプが「これでもか!」といわんばかりに生い茂る磯がフィナーレ。

14年間の憧れ、あのモンスターロックとの超本気のガチ・バトルがついに実現。

 

サボテンの大地を抜けて到着した磯場。

この海の遥か向こうに日本がある。同じ太平洋の海でも見る場所が変わることの不思議さ。

④

6インチワームの1ozテキサスをブン投げてのウィード巻き巻き釣法!!

5/0太軸オフセットフックを叩きこむ、必殺“鬼アワセ”もまた炸裂!!!

ぶち曲がるスキップラン!!!!

 

獲れるか、獲れないかの境界線は確かにここに存在した。

ケルプジャングルから出現した怒涛の大物に興奮は最高潮へ!

 

感動で身体が震える興奮。

「いつか絶対、釣ってやる!」と思っていたその魚は自分が今、その大きな口を確かに掴んでいる。

勝負はついた。

 

これで、終わったよ。

 

14年もかかったけど。

いや、14年でその夢を掴んだのか。

 

どっちでもいい。

 

世の中、興奮で理性がブッ飛ぶ釣りがあったっていい。

それがロックフィッシュゲームの1角でもあろう。

⑤

俺はこんな釣りを外国でもしてみたかったんだ。

 

それが、私にとってのカリフォルニアドリーム!最後の目標でした。

今回は、そんなストーリーとなっています。

 

ロックフィッシュアングラーを夢にいざなう、「ロックフィッシュ地獄」海外特別編。

今しばし、お待ちください。

 

ということで……

「ブログを綴る時間があるのなら、早く原稿を進めて下さい!」と編集部からお察しがあると大変ですので…それでは引き続き、原稿作業に戻ります。