ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

めんそーれ、沖縄!

沖縄を訪れたことがある方なら誰もが耳にしたことがあると思うが、「めんそーれ」とは沖縄地方の方言で「いらっしゃい!」や「ようこそ!」を意味する言葉である。

沖縄諸島の中心である那覇空港に到着すると書いてあるので、初めて沖縄を訪れた方でもすぐに目に飛び込んでくるであろう印象的な言葉だ。

過日、つり人社「Basser」誌のA編集長から連絡を頂いた。Basserと言えば、日本で最も歴史のあるバス釣り雑誌として有名であるが、その本の編集長から直々に連絡を頂けることは当方にとっても実に光栄なことである。A編集長は、Basser編集長を務めながら、業界においてはソルトルアー分野においても多くの功績を残されておられる重鎮である。

そんなBasserのA編集長が月刊つり人Y編集長らと共に過日、沖縄に行ってきたそうである。詳しくはBasserブログ(↓)をご参照。

http://e-tsuribito-basser.blogo.jp/archives/2011-12.html#20111205

 沖縄ではハタ科の魚は大抵「ミーバイ」という方言で呼び、リーフ(浅いサンゴ礁)内を狙えばイシガキハタやカンモンハタが果敢にルアーにアタックしてくる。

当日、A編集長はご自身が愛用なさるシューティンウェイ“スイミントレーサー”(SWS-702L)やガルプSWダブルウェーブ3”を駆使しPE0.8号の一つテンヤ仕様にしてサンゴ礁周りを狙ってみたところ「イシミーバイが凄く釣れたよ」とのことで、本日はその写真を掲載させて頂きました。

スイミントレーサー(SWS-702L)とテンヤにセットしたダブルウェーブは南国でも威力を発揮。ご存じの通り、スイミントレーサーはワーミングアプローチでロックフィッシュを獲るためのロッドであるが、規定のキャストウェイトを越えない範囲であればハードルアーもキャスト出来る。

 

実際、磯周りで小型プラグを使って尺ガヤ(エゾメバル)や尺メバルを狙うにも使えるし、湾奥の小場所にて軽量プラグによるアプローチでフッコ級までのシーバスを釣るのにも楽しい竿だ。

更に、東北や北海道ではよくあるケースだが、根魚を狙っていて急遽イカが回遊してきた際にはワームからエギに付け替えれば、PEラインにも対応するKガイドの効力も相まって同じ竿のままイカを釣ることも出来る。プロズワンでは本来の用途以外にも「おそらく、こういう使われ方もするかも」と推測される釣りモノや釣法に関しては積極的に本来の用途以外にも度重なるテストを行ったうえでリリースしています。

話を戻すと、沖縄を訪れたA編集長は堤防やリーフからスイミントレーサーで小型プラグやジグ、スプーンを投げて多数のメッキ(GTの幼魚)やダツ、ヤガラも釣られたそうで、ワームのみならずプラグ用ライトロッドとしても使い勝手が良かった、とのお話を頂きました。

当ブログをご覧の皆さんの中にも地元の釣りだけでなく、時には日本の南海や海外フィールドへも遠征される方もいると思うが、ロックフィッシュ用タックルは意外と活用の場が多く、遠征の際にはサブタックルとして最低1本はロッドケースの片隅に忍ばせておくと、思いのほか役立つことが多い。

東北の地も真冬の寒さとなった今日この頃。沖縄での釣果写真を拝見して、私も暖かい南国に出かけたくなる今日この頃です。