ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

帰国しました(4)韓国グルメ突撃レポート

韓国では鉄の食器も一般的。箸も日本とは異なり、扁平の形をして鉄で出来ている。ご周知の通り、韓国ではグルメの分野でも注目されている。中でも、香辛料をたっぷり使ったキムチはその典型例ではないだろうか。

―しかし、「辛いもの」と「苦いもの」が苦手な私は、普段からこういった食べ物に自ら接することは少ない。ラーメンは“超”がつくほど大好きだが、担担麺はちょっと苦手…。カレーに至っても甘口派です。

なので、海外滞在中に心配になるのは言葉の次に食べ物と飲み物だ。      諸外国では日本人と現地の人達とは免疫力が異なるため、雨水はおろか水道水もそのまま飲料することは日本人にとっては好ましくはない。ペットボトルのミネラルウォーターやホテルやレストランで出される水については煮沸されたものが提供されるので、そういった点にまで配慮する必要性がある。

ということで、食事に関しても「辛いものと苦いものは苦手」ということに配慮してくれた現地スタッフ達が案内してくれた食堂・レストランはいずれも日本人の私でも美味しく頂けるお店。

特に、韓国といえばキムチと共に焼肉も有名だ。「骨つきカルビの美味いお店があるんですよ!」と工場スタッフ達との交流・親睦を深めながら訪れた焼き肉店は、とても美味しかった。しかし、ここは異国。日本なら箸で頂くところではあるが、ここでは左手に軍手をして更にその軍手の上から透明なビニール手袋をかぶせて、骨つきカルビを手づかみ(手袋でつかんで)で食するとのことだ。本場・韓国の焼肉は大変美味しかった。

驚くことに、韓国では牛肉より豚肉の方が遥かに高級な食材だ。ちなみに食事中に器を持って食べるのは、この国ではマナー違反。食事のマナーは国々によって異なるため、こういった点にもぜひ気をつけたい。

ちなみに私はサラダも好きなので、焼肉と共に目の前にあったサラダを口にしたとき正直、後悔した。

てっきりオクラかと思って食べたら、それはオクラではなく生の“青とうがらし”の輪切りだった。当然、むせる、咳き込むでとんでもなく辛く、水を勢いよくゴクゴク飲んでいると、私の向かい側に座っている工場スタッフ達は生の青とうがらしを、一本“丸ごと”バリバリ美味しそうに食べている……。彼らに「よく、平気だよね…」と伝えると、「ん?これ?美味しいですよ!」と即答してくる(笑)。

炭火で焼く焼肉はどれも極上のものばかりで、とにかく美味い。ついつい食が進む(これを日本で食べたら金額が恐ろしいが……)。途中、肉ばかりでもあれなので、「ごはんと日本でいう“味噌汁”(みそスープ)みたいなものはないですか?」と尋ねると、すぐにオーダーしてくれた。米どころ・東北出身の私はごはんにも相当うるさい(←こういう人ってめんどくさいですよねぇ)が、ごはんは米の種類は違うもののとりあえず普通に食べられたが、「味噌汁」として出された一品はやはりというか…やっぱり辛かった…。

素晴らしく美味しかった極上の骨付きカルビ。日本で食べたら、いったいいくらの値段になるのやら…。その他には本場の「チヂミ(海鮮風)」や麺にワカメが練り込んであるため緑色をしていた「韓国風うどん」はとても美味しかった。このうどんの出汁はタラの身を干したものを使うのだという。それにカボチャの千切りが入っていたのが印象的だった。

これらは辛くはないので味もマイルドで、多くの日本人に“万人受け”するメニューの一つであろう。

ということで、プロズワン工場スタッフ達とのコミュニケーションを深めつつ、発汗作用抜群のメニューも多々ある本場の韓国料理をとことん(?)堪能出来たのもよかったと思う。