ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

卯月。新年度のはじまりですね。

早いもので昨日から4月。

新年度のはじまりですね。

 

東北に帰ってきたら荷物が沢山届いておりました。

ほんの一例に過ぎませんが、お見せできる範囲でご紹介を―。

 

 

ソフトルアーのバークレイからは今月から順次発売になるパワーベイトSWシリーズのイールとバブルクリーチャーが。

①

イールは長さが、バブルクリーチャーは幅があるので、どちらも釣れる魚は選びますが、メインルアーの隙間を縫う穴埋めとして、機能的に活用できれば良いですよね。

ちなみにバブルクリーチャーはシルエットが静岡県伊豆半島の西伊豆エリアのアカハタが捕食しているセミエビ(ウチワエビ)の幼体に似ているとのことですので、今年のアカハタ狙いでも有効に活用できればいいなぁ~と考えています。

西伊豆海域のアカハタがこのセミエビの幼体を好んで捕食していることは、皆さんご存知の菅原正志さんと共に同地のロックフィッシュゲームの発掘に尽力されている船宿「ふじなみ丸」の藤井船長(伸さん)から昨夏に教えて頂きました。

アカハタ狙いの場合には…とりあえず「レッド」カラーだけは外せません!

アイナメ同様、アカハタは赤いワームに物凄く反応が良いですからね。

 

 

偏光グラスのZEAL OPTICS(フレーム)&TALEX(レンズ)からは今年から私が着用することになっているENZOが到着していました。

箱からして豪華です。

②

既に高級感が漂っています。

③

 

④

ENZOのフレームカラーはシルバー&ブラックで統一しています。

レンズカラーは、ロックフィッシュゲームでもお馴染みの「アクションコパー」と、イーズグリーンのブライト性能にもう一段、コントラスト性能を上げた「ラスターオレンジ」をセッティング。

思い起こせば…ZEAL OPTICS社さんとTALEX社さんと私で5年前に北海道にロックフィッシュゲームに行ったのですが、その際にTALEXさんが試作第1号のラスターオレンジを持参し、「佐藤さんに使ってもらいたい新しいレンズを作ってきたんです!」と手渡されたのが、このラスターオレンジの原型でした。

その後、5年の歳月をかけて開発されたラスターオレンジ。

TALEXの開発担当者はもとより、最初からこのレンズを見てきた私もラスターオレンジの誕生は心待ちにしていただけに、その完成にうれしく思っています。

それだけに私はひとしおの想いで今年からラスターオレンジの正式導入に至ったわけです。

それにしてもENZOはかっこいいですね!

⑤

釣り針をイメージした紋様(もんよう)が、独特を存在感を示す。

さすがVanqの血統を受け継いだ品格が漂います。

 

 

シマノからはオーバーホールが完了したベイトリールたちが戻ってきていました。

⑥

まずはメタニウムXGとエクスセンスDCが先行。

リールは精密機器ですから、定期的なオーバーホールは欠かせません。

とりわけオフィシャルワーク(つまり業務用)として使う私達、釣り師にとってはリールのコンディションを保つことは必要不可欠な条件。

今のリールはどれも耐久性は高くなっていますが、海釣りで使うリールは淡水での使用とは事情もまた異なりますから、リール内部がサビに侵されないことを私は特に重要視しています。

特にベイトリールの本体内部でのサビは飛距離の減退にすぐに繋がってしまいますので、その性能いかん次第で釣りに支障が出ることだけは絶対に避けなければなりません。

このエクスセンスDCはサンディエゴでバードサンドバスのビッグフィッシュを、メタニウムXGはロサンゼルスでキャリコバスのビッグフィッシュを仕留めたことでも自身の深い思い出に刻まれたリール。

同属の同サイズであれば、日本の魚よりも総体的に引きが強い海外の根魚をもゴリ巻きできるリールだけに日本国内の魚では尚のこと、安心して思いっきり使い倒せます。

 

 

クレハ合繊・シーガーからは極秘のラインが。

⑦

企業秘密につき、まだ詳細は明かせませんがクレハ合繊社が試みている新しい技術を導入した試作品のラインです。

プロトタイプ以前の「試作ライン」ということになります。

インストラクター業務では、こういった仕事もよくあります。

今回のも実釣テスト依頼品ですが、私もいち釣り人としての観点としても、使うのが楽しみなラインです。

 

 

NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(以下:JGFA)からは2015年4月期から再々任要請を受けた評議員の証書を頂きました。

⑧

2年周期なのですが、私は2011年4月から担当しておりますので3期(2年周期×3回=6年間)続けて務めることになります。

「よい釣りをいつまでも。」というJGFAの理念に基づいて、第3期目となる今期もしかとお努めさせていただきたいと心しています。

 

と、手短な紹介で各々失礼致しますがこんな感じです。

メーカーさん各位並びにJGFAさん、ご恵送ありがとうございました。

 

 

 

さて!

冒頭で述べた通り、年度が変わり、今月もまた忙しいという方も多い時期かと思います。

昨日の東北では秋田県のサクラマス釣りが解禁となり(例年6月1日解禁だったのが4月1日解禁に変更に)、秋田県に向かった釣友たちからは昨日は夕方~夜にかけて、それぞれがキャッチしたサクラマスの話題を聞かせて頂きました。

昨日はあいにくの雨にも関わらず、それに耐え、釣りをした中でまた素晴らしい1尾との出会いが果たされたようで何よりです。

釣られた皆さん、おめでとうございました。

 

私めは…本日は今月発売誌の担当ページの校正作業に、小社プロズワン内でも進む新製品の包装の案件を抱えている最中。

うーむ…、相変わらず地味に悩みます。

 

そんな本日、今日この頃です。