ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

皆さんのところは大丈夫でしたか?

ご存じの通り、昨日・午前11時45分頃、三陸沖を震源とする最大震度5弱の強い地震が発生しました。更に三陸沿岸を中心に東北太平洋沿岸に津波注意報が発令され、岩手県大船渡で60cm、同県・釜石で40cm、宮城県石巻で50cm、同県・仙台で30cmの津波が相次いで観測。地震が起こったのは、昨日ちょうどこのブログを更新して間もなくの時間で、その異変に最初に気付いたのはユラユラ感が小さな時でしたが、揺れの感じから「これはちょっと大きくなりそうだ…」と悟り、いざという時のために事務所の出口ドアを開けた途端の出来事でした。宮城県に住む以上、恐らく避けて通れないであろう脅威が…近い将来99%の確率で起こると伝えられている宮城県沖地震。正直、怖いです…。宮城県は度々大きな地震に見舞われる地域で、数年前にも震度6弱が1日に3回も起きたケースがあり、この体験を通して心底、恐怖感を覚えました。それ以降、地震に対してより敏感に身体が反応するようになったのは言うまでもありません。

連日報じられているように先日NZでの大参事を考慮しても、近年、世界規模で大きな地震やそれに伴う津波が頻発しているように感じるのは、私だけではないと思います。天災を事前に防ぐことは実に難しいことではありますが、こういったニュースを耳にするたびに、目にするたびに心が痛む思いです。

思えば、昨年も2月に発生した南米チリ大地震により、日本の太平洋側沿岸にも津波襲来が報じられ、中でも青森・岩手・宮城の3県には大津波警報が発令、同時に深刻な被害が出たばかり…。昨日の津波襲来でも大船渡湾や気仙沼湾、志津川湾を筆頭にカキ、ワカメ、コンブなどの養殖施設に再び影響が広がりました。

ちょうど今時期の三陸の海は春ワカメの出荷時期につき、漁業者の方々は、さぞかしやり切れない思いだと存じます。今日現在も余震が続いており、正直またいつ大きな揺れが来るのか心配ですが、昨日の本震の影響から今後1週間は「やや強めの余震に注意が必要」とのことですので、とりわけ東北太平洋側にお住まいの皆様方、どうかくれぐれもお気をつけ下さい。

 

 P.S. 本来、本日掲載予定でした「ダブルウェーブの使い方3(ジグヘッドのセッティング方法)」については次回UPに変更致しました。