ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

じぇじぇじぇの海とアイナメの町。

足元凍る、冬の厳寒期。

凍る海辺。寒い朝が続きますね。

連日、肌を刺すような寒さが続きますね。

 

 

「サカナサク、海の旅。」岩手県北部~青森県南部のロケから戻ってきました。

朝の現地気温、マイナス7度。日中でも確かマイナス1度だったような気が。

雪舞う北国の冬の海。

今回の舞台は昨年の流行語にもなった“あの海”にも、そして町の魚が「アイナメ」という海にもおじゃましてきました。

 

 

さて!

今月21日(火)発売の地球丸SALTWATER誌では特別企画「考えるロックフィッシュゲーム」アイナメ編を掲載。

ここでは、これからの時代の根魚釣りに必要不可欠な「ロングスピン釣法」を誌面初公開。

ベイトタックルとの使い分けでスピニングタックルの釣りはまだまだ進化する余地が残されています。

 

ロックフィッシュゲーム=ベイトタックルは基本中の基本ではありますが、それはあくまで基盤となる部分であり、ベイトタックルで獲るべき魚はベイトタックルで釣り、ベイトタックルの苦手とする場面ではスピニングタックルを使うことで本当の意味での相乗効果が発揮されるわけです。

それゆえに私はスピニングタックルもよく使ってきましたが、一昨年後半期あたりから更にもう一歩踏み込んで取り組んでいた釣りが、昨年には明確な形として今後のビジョンが見えてきました。

その一つが「ロングスピン釣法」です。

 

このアイナメも。

ロングスピン釣法(アイナメ)

 

このベッコウゾイも「ロングスピン釣法」で獲った魚たちです。

ロングスピン釣法(ベッコウゾイ)

 

魚が足元にいない時。

近距離に魚がいない時。

沖のディープを集中して狙いたい時。

空気抵抗の大きいワームリグを用いる釣りにおいて、どんなにロッドのレングスが長くなろうともベイトキャスティングリールの飛距離では物理的に難しくなってくる50mからもっと先の沖。

60m先、あるいはそれ以上も「視線の先にある」遠方のピンスポットを的確に狙い撃つ釣りが、必要になってきている場面も多くなってきています。

 

「魚のステイジングポイントが岸からでは届かないから自分は諦める。」のではなく、もっと遠方にいる魚に岸からアプローチをかけるために今後、急速に発展していくであろう未来形の釣りの“現在”について誌面で触れています。

 

そろそろ迫る時間―。

これから大急ぎで荷物を詰め直し、明日早朝からまた次のロケに向かいます。

次に帰宅出来るのは月末です。

 

正月明け早々から忙しない一年の幕開けとなっていますが、身体には気をつけつつ予定された旅路を乗り切ろうと日々疾走しています。

 

色々な場所で色々な魚と出会っているだけに話題は尽きませんが、落ち着いて書く時間が取れるのはもう少し先になりそうです。

 冬の澄んだ朝焼け。今日もまた新しい一日がはじまります。

季節柄、流行の兆しあるインフルエンザやノロウイルスはじめ、皆さん風邪など召されませんよう寒い日が続きますがどうかご自愛くださいね。

 

それでは、また行ってきます。