ロックフィッシャー佐藤文紀

ロックフィッシャー
佐藤文紀
(さとうふみのり)
元祖・根魚ハンターとして、数々のIGFA世界記録及びJGFA日本記録を有し、「根魚釣りの専門家」として東北〜北海道を拠点に全国各地の根魚を追い続ける。
又、フラットフィッシュや大型トラウトの釣りにも造詣が深い。
2011年、自らがプロデュースするブランド、PRO’S ONEを立ち上げた。
NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)評議員

キャッチアンドリリースのお願い

豊かな自然とグッドコンディションの魚を守るため、必要以上のキープは慎み、又、産卵前の個体やこれから大きく成長していく若魚は、ぜひともリリースを心掛けましょう。
釣り場環境への負担を最小限に抑えることで、次世代に渡り末永く楽しめることを願って―。

クロソイは元気、私は……(トホホ…)。

毎日寒い日が続いておりますが、海の中はクロソイの熱い季節を迎えています。

1月~3月はデスクワークが集中する時期だけに実は何気に忙しい季節なのですが、過日、夕方から突然具合が悪くなり手足のシビレや痙攣、寒気、高熱、胃腸の激痛に一晩中、眠るどころか…気絶寸前までもがき苦しんだあげく、意識もうろう状態で朝イチで病院に駆け込んだら、すぐに検査に回されウイルス感染性胃腸炎と診断。そのまま即刻、点滴につながれ……まるまる5日間寝込みました。そのうち2日間は絶食措置。という感じで1週間ほど私は急遽お休みを頂き(人様にうつしてしまうと申しわけなので)隔離されていました。

その間、2回の釣行(新製品テスト)に取材1件を予定していましたが無念のキャンセル。いつもは少々の体調不良であれば現場仕事だけは行っていましたが、さすがに今回だけは身体が動きませんでした…。おかげさまで寝込んでしまっていた1週間分の仕事も溜まってしまっていて、今は追い打ちをかけるかのごとく余計に大変なことに。これだから仕事は休んではいけませんね。

季節柄、風邪やインフルエンザのみならず、ノロウィルスと感染性胃腸炎が流行っているそうです。これらは流行性疾病ですが重症化すると本当に辛い症状ですので、皆さんもくれぐれもお身体にはご自愛下さいませ。

さて、今日の写真は私のダウン中に釣りに行っていた人達の写真です。

宮城県松島湾のクロソイ。デイゲームでこれほどのサイズが釣れるのなれば行く価値、大アリです。

 

 

 

 

 

 

 

 

この画像では2人分の釣果で5本のクロソイが写っています。リリース前に撮影した画像とのこと。一番大きな魚で52cmで、最少で40cmだそうです。場所は日本三景の一つに数えられる宮城県松島湾。既に52cmのクロソイには卵が入って魚体も太ってきている最中とのことでした。クロソイの本場・北海道では仔魚の出産期が例年5月~6月がピークですが、東北のクロソイ出産期は北海道よりも早く3月~4月にかけてが多いですので、1月下旬現在、そろそろ来るべき季節に向けての準備を整える個体も今後ますます増えていくでしょう。

ちなみにこの魚(52cm)の口の中には10cm超の大きなカニ(ガザミ)が丸ごと入っていたそうです。でもヒットルアーはシャッドテール系とカーリーテール系ばかりに反応を示し、ホッグ系にはまったくの不発だったそうです。ソイ釣りではよくあるケースです。

釣り方はスイミントレーサー(SWS-702L)で7g~11gのジグヘッドリグの水平・平行スロースイミングで最大魚含む3本を確保、残りはブラインドサイト(SWC-722EXH)でのテキサスで2本喰わせたとのこと。

いずれにしてもワームの姿勢が水平になって泳いでいる時にのみバイトが出たそうです。ソイの場合はワームの姿勢とルアーと魚とのタナ合わせが大事ですからね。

スイミントレーサーはご存じの通り、細身で軽量なライトアクションのスピニングロッドですが50UPのクロソイとて問題ありません。

そもそも、この釣行を企画した本人不在の中での釣りになりましたが、皆さんワイワイと大型クロソイの引きを楽しまれたようです(笑)。

クロソイは自身も大好きな魚だけに溜まりませんね。行けずに残念!

 

防寒対策万全の上、この厳寒期もソイ釣りを楽しみたいものです。

この釣りは例年2月までは楽しめますので皆さんもぜひ!